約 829,467 件
https://w.atwiki.jp/pawapokerowa/pages/191.html
仲間/強制 ◆E4eZfzyg2k 「本当に人が居たんだね」 「い、居たんだわん! 黄色い服を着てて、ここに入っていったんだわん!」 若干興奮した口調でオレに異常を伝えるガキ。 トイレに行っていたガキが何やら慌てた表情で戻ってきたと思えば人を見つけたというのだ。 こいつの話によると何か黄色い服を着た人間がここに入っていくのを見たということ。 オレは本をデイバックに入れてから、その見つけたという調理場所へと行った。 そして、麻酔銃を手に持ち、息を殺して調理場の中を窺う。 「む~ん、いい匂いがしてきたんだな~」 そこには確かに黄色い何かが居た。 黄色い何かがレンジで何かを焼いている。 匂いから判断すると肉。 料理をしているのか、えらく無用心なものだな。 オレは思わずため息をつきそうになる。 これならば話を聞くのは楽そうだな。 「おい、動くな!」 オレは簡単に判断して右手の麻酔銃を男へと向ける。 男はゆっくりとこちらを向き、オレの手元を見るとぎょっと目を開いた。 「いいか、悪いようにはしない。手を後頭部で組んで後ろを……」 後ろを向け、と言おうと思ったところだった。 正直な話、出会った相手がガキと間の抜けた男ということで少し気を抜いていたところもあったのは事実だ。 しかし、たとえ気を抜いていても。 「む~ん。危ないんだなぁ~」 「なっ!?」 これを予想しておくのは不可能だろう。 今起こったことを誇張も何もなく、そのまま言葉にするならば。 『前に居た男に銃を向けたら、後からその男の声が聞こえてきた』といったところだ。 これだけを聞けば何を言っているのかわからないだろう。 普通ならば混乱する。 しかし、オレはこう見えても修羅場は潜ってきている。 動揺を抑えて瞬時に頭を働かせる。 ――――催眠術の類か? いや、それとも何か別の? 何にせよ、危険な存在だ。 オレは素早く振り返り、今度は何の躊躇いもなく引き金を―――。 「む、む~ん。い、痛いんだな~」 引こうと思ったら、男がモップを持ったオオカミつきのガキにポコポコと叩かれていた。 今度は瞬間移動らしきことはせずになすがままになっている。 オレはふうっと、一息だけ着いた後。 「さ、喋ってもらおうか」 男と目を合わせた。 そう、この黄色い男に催眠をかけるために。 「……む~ん……」 「ありがとう、わん子ちゃん。ここからはオレ一人で十分だよ」 「え、でも……」 当たり前だろうが、ガキは納得しない。 疲労と相まって非常に鬱陶しい、しかし、ここは重要なところだ。 下手に怒鳴って怯えさせるのはあまりにも馬鹿馬鹿しい。 「大丈夫だから、少し休んでていいよ。 ……今はこうでもこいつが暴れだして人質に取られると危ないからね」 「う……わ、わかったわん」 所詮ガキ、簡単に丸め込める事は出来る。 「……さて、話してもらうぞ、知ってることを全てな」 恐らくこの催眠を使えば巨大な負担がかかるように亀田に弄られている。 それは確実だ、暗示をかける状態になると俺はいくらでも人を殺せることになる。 現に今も少し頭がクラクラと揺れているような気分だ。 「これをつけろ」 俺はヒーローのマフラーを黄色い男に渡す。 意味がない行為かもしれないがひょっとするとひょっとするかもしれない。 男は素直にマフラーを首に巻きつけた。 「まず、お前は殺し合いに乗っているのか?」 一番大事なことを訊ねる。 これで首を縦に振れば問答無用で殺す。 横に振れば催眠続行だ。 「む~ん、そんなつもりはないんだな~」 間延びした声で答える。 嘘はついていないはずだ、さすがに催眠状態でこんなスラスラと嘘をつけるとは思えない。 「そうか……じゃあ、次の質問だ、お前はさっき何をした?」 大体の辺りはついている。 恐らくこの男は『意識を飛ばす』に近いことが出来るのだろう。 そして、俺が意識を失っている間にあたかも瞬間移動をしたように見せたのだ。 自分を殺さなかったのはこの男に殺し合いをする気がないから。 少なくとも殺し合いをする気があるのなら、堂々と料理をしているわけがない。 「む~ん、少し『飛んだ』だけなんだな~」 ……『飛ぶ』、とはどういう意味だ? 俺の意識を飛ばしたという事か? それともまさか文字通り空間を飛んだという事か? 暗示催眠で聞き出す際に厄介な事は相手が思っていることを言うことだ。 糞、頭がガンガンしてきやがった。 「ちっ……最後だ、これだけはよく聞け」 「む~ん」 痛む頭を抑えて俺ははっきりと言った。 「俺たちは敵じゃない」 ◆◆◆ 「む~ん、大丈夫なんだな~?」 「ああ……大丈夫、だ」 オレはふらふらとした足取りのままであのガキの居る部屋へと向かっている。 隣に黄色い男を連れて、だ。 それにしてもあのガキに催眠をかけた時よりも遥かに疲労が大きい。 理由は何だ? 警戒してる人間に無理やり催眠をかけたからか? それとも、純粋に回数の問題か? どちらにせよ、よっぽどのことでない限り催眠は控えておくのが吉だろう。 今回もこの男が妙な能力を持っていなかったら銃を突きつけて尋問していたのだ。 ただ、縛っただけでは『飛ばれて』逃げられる可能性があるからな。 「ああ、聞き忘れてた」 「なんなんだな~」 「アンタ、名前は何て言うんだ?」 催眠はしっかりと効いている様で、この男はオレにすっかり警戒心を解いていた。 催眠にかかりやすいタイプというのも居るが、基本的にそういうのは単純なやつに多い。 言うならば、自分の行動に疑問を抱かないタイプだ。 「カネオ、って言うんだな~」 「金男……名字は?」 「僕はただのカネオなんだな~」 「……カネオ、か」 何かのコードネームか? 何かしらの訳ありってことか、下手に突付かない方がいいだろうな。 わざわざ、こちらに不快感を抱かせる必要はない。 「オレは上川 辰也。アンタをモップで叩いていた女の子は芽森 わん子っていう。 これから、よろしく頼むよ」 この男を殺さなかった理由は二つ。 一つは殺した場合にガキへの弁解が面倒だから。 遺体の処理や返り血がついた場合にわん子に怪しまれる。 まあ、これは正当防衛で押し通しても問題はないが。 二つ目、これが最も大きなポイント。 単純に人手が欲しかったということだ。 わん子はこちらに疑惑を抱いていないが、所詮はガキ、しかも女。 力や体力ではこの上なく使えない。唯一は敵意がないことを知らせる際に説得力が出るくらいだ。 しかも、妙な能力を持っているときたものだ。 これを利用しない手はない。 「あ、辰也さん! と……」 「ああ、わん子ちゃん。こっちはカネオさんっていうらしい。 殺し合いに乗る気はないってさ。俺達の仲間だ」 さて、順調に進んではいるがここからだ。 今は材料をそろえるための金を手に入れた程度の進度。 それでも殺し合いに乗った奴にあわずに男とガキを手に入れた。 これで後は戦力と首輪を外すだけ。 後は静かにこの島から脱出する計画を練ればいい。 「じゃ、みんなで手羽先でも食べようか」 【A-3/研究所/1日目/早朝】 【上川 辰也@パワプロクンポケット8】 [状態] 疲労中、走力+5 [装備] 走力5@パワポケ3、ヒーローのスカーフ@パワポケ7、拳銃(麻酔弾)予備カートリッジ×3@パワポケ8 [参戦時期]美空生存ルート、ルナストーン引き渡し後 [道具] 支給品一式、レッドローズの衣装@パワポケ8、ヒーローのスカーフ三個@パワポケ7、本@パワポケ8裏、『人間の潜在能力の開発』に関する資料@パワプロクンポケット4 [思考・状況] 基本:殺し合いからの脱出 1:手羽先を食べる 2:『本』を読む。 3:仲間を集める。 4:サイボーグ同盟の連中と合流したい。 5:首輪を詳しく調べたい。 6:敵が来ない限り研究所で夜が明けるまで休む [備考] ※黒幕に大神がいると可能性があると考えています。 ※首輪の考察をしました。 考察した内容は以下の通りです。 1:首輪には爆発物が仕掛けられている。 2:首輪には位置情報を送信する機能ある。 3:移動した位置が禁止エリアなら爆破の為の電波を流され爆発する。 4:盗聴機能や小型カメラが首輪に仕掛けてあると予想しました。 ※現在カメラ対策としてスカーフを首に巻いています。 ※考察の内容が当たっているかは不明です。 ※わん子からパワポケダッシュの登場人物に付いての知識を得ました。 わん子の事をオオカミつきだと考えています。 ヒゲの神様(野球仙人)の事を記憶を操作する能力を持っている人間だと予想しました。 ※暗示催眠の能力は制限のせいで使う度に疲労が伴います、使用しすぎると疲れて気絶するかも知れません。 ※能力に制限がかかっている事に気付きました。 情報を引き出す時や緊急時以外は使用を出来るだけ控えるつもりです。 [新出情報] ※黒野鉄斎が研究していた『人間の潜在能力の開発』に関する資料を発見しました、機械は反応しません。 それが我威亜党の目的と関係あるかどうかは『全くの不明』です。 ※我威亜党、野球人形、探偵の名前を本で見つけました。 本については我威亜党の誰かが書いたお遊びだと思っています。 ※資料の最後に書かれていた『黒野鉄斎』が主催側の人間だと思っています。 ※ここに置かれている全ての資料が『ミスリード』である可能性もあると思っています。 ※研究所においてあった本には様々なジャンルの本があります。 【芽森 わん子@パワポケダッシュ】 [状態] 疲労小、仲間が出来て嬉しい。 [装備] ヒーローのスカーフ@パワポケ7、モップ@現実 [参戦時期] わん子ルート、卒業直後 [道具] 支給品一式、ヒーローの衣装セット@パワポケ7、ヒーローのスカーフ四個@パワポケ7 [思考・状況] 基本:殺し合いから脱出する 1:手羽先だわん! 2:タツヤさんに付いてく。 3:走太君を探したい。 【カネオ@パワプロクンポケット9裏】 [状態] 疲労(中)、空腹(中) [装備] なし [道具] 凍った手羽先、リュックサック、ヒーローのスカーフ@パワポケ7 [思考] 1:上川達と手羽先を食べる。 2:弟たちを探す。 3:春香に会ったら、『おしおき』をする。 [備考] ※参戦時期は9裏主人公の戦艦に最初に乗り込んできた後です。 ※春香の名前は知りません。また春香の見た目に関する情報も、暗かったために曖昧です。 ※テレポートをすると疲れが溜まる事を認識しました。 テレポートの移動距離に関する制限は認識していません、またテレポートの制限の度合いは以降の書き手にお任せします。 投下順に読む 049 友情← 戻る →051 正義の味方と縁のある男たち 時系列順に読む 048 ロマンを求めて← 戻る →051 正義の味方と縁のある男たち 前へ キャラ追跡表 次へ 039 カネオの奇妙な探検 カネオ 056 上川辰也の戦い 026 辰也お兄さんとわん子ちゃんの研究所探検! 上川辰也 056 上川辰也の戦い 026 辰也お兄さんとわん子ちゃんの研究所探検! 芽森わん子 056 上川辰也の戦い
https://w.atwiki.jp/pawapokerowa/pages/233.html
人間になりたい犬 ◆1WZThYdb3Q 上川は、ぼんやりと一人の男を眺めていた。 その視線の先には、全く緊張感の感じられない顔で床に寝そべっている男が1人。 先ほどから上川やわん子が動こうとしているのに、その男は起き上がる気配すら見せない。 今までに、上川は何度か説得を試みている。 状況を伝え、これからの方針を説明し、なんとか動いてくれないかと頼む。 しかしその度に、カネオからは生返事が返ってくるだけ。 もちろん、無理矢理カネオを引きずって動かす事はできる。 だが、上川の疲労も完全には回復していないのだ。そんな無駄なことで体力を消費したくはない。 あくまでそれは最終手段、できれば説得だけで事態を収拾させたいところだ。 (しかしコイツ、扱いにくい奴だな…) 普通の説得が通用しないとなると、方法を変えるしかない。 上川はそう思い、口を開いた。 「…とにかく、いつまでもこんな山の中にいるわけにもいかないだろ?」 「む~ん、そうは言っても動けないものはしょうがないんだな~」 もっともこの返答は、上川も想定済みだ。 そして次に、そばに居たわん子に矛先を向ける。 「…それにほら、わん子ちゃんの友達も探さないといけないしね」 「タツヤさんの言うとおりだワン!早く走太君を探すんだワン!」 上川の予想通り、今まで黙っていたわん子はすぐさま同意した。 色々とカネオに対する恨みもあったのだろう、その語勢はかなり強い。 方法を変える--つまり、わん子に矛先を向けるのだ。 それによって2対1の状況を作り出し、2人がかりで説得しようという魂胆だ。 まあカネオの性格からして、上川もそう上手くいくとは思っていなかったが。 「む~ん…しょうがないんだな~」 しかし上川の予想に反し、カネオがゆっくりと立ち上がる。 それを見届け、上川は安堵した。 (…相変わらずよく分からん奴だな。 さすがに形勢の悪さを感じたのか、それとも単に腹具合が落ち着いただけか? …まあ、今はカネオを動かせただけで良しとするか) だがその一方で、一つ危惧しなければならない点がある。 走太関連の事ばかりでわん子を誘導していると、困った事態に追い込まれるかもしれないのだ。 (もし万が一、走太とあのガキが再会してしまったらどうなる? その途端、走太関連の誘導が効果を失うんじゃないか?) 例えば、上川が「走太を探す為に港へ行こう」と提案する。 しかしその道中で走太と再会してしまうと、わん子にとっては港へ行く意味が無くなるのだ。 そうなると、上川は港へ行く新しい理由を探さねばならなくなる。 (だが理由がコロコロ変わっては、いくらガキとはいえ怪しまれるかもしれんな… 最悪の場合、今まで積み上げてきた信頼関係にヒビが入る恐れもある。 今までは信頼を得るために話題に出してきたが、これから走太の話題を出すのはできるだけ避けた方が無難だな) とはいえ、あまり走太の話題を避け続けるのも、それはそれで逆効果だろう。 走太の話題を出しすぎても駄目、出さなくても駄目。 上川自身、ここまで難しい舵取りを迫られるとは思わなかった。 港へ向かう道中、その辺りはよく考えておく必要があるだろう。 (…まあ相手がガキなのを考えると、そこまで心配する必要はないのかもしれんがな。 とにかく用心しておくに越した事は無いだろう) そこまで考えをまとめたところで、そばの2人に声をかける。 「じゃあ、そろそろ出発するか」 それを合図に、3人は研究所の外へ出た。 久々に外の明るさを感じ、上川は思わず目を細める。 (ひとまず、この山を下りるのが第一だな) 上川の目的は、あくまでこのゲームからの「脱出」だ。 頼りになる仲間、そして首輪を外せる人間とは出会っておきたい。 そして、山よりも平地の方が、人と会える可能性は高い。 危険人物と鉢合わせしてしまう事も考えられるが、それを怖がっていても仕方がない。 どの道、首輪を外せなければ死んでしまうのだ。多少の危険には目を瞑るべきだろう。 「まず、この山を下りようと思う。 山道は予想以上に体力を消耗するものだし、できるだけ早く平地に行ったほうがいいからね」 そして少し考えた後、上川は付け加える。 「…ああ、それと、3人が別れ別れにならないようにしないといけないな。 とりあえず、わん子ちゃんはオレのデイパックを掴んでくれるかい?」 そう言うと同時に上川は後ろに手を回し、カネオの黄色いコートを掴む。 これで、3人が1つに繋がった事になる。 もちろんこれは、カネオが勝手に「飛んで」逃げてしまう危険性を防ぐためだ。 研究所の中で試した限りでは、カネオは複数を同時に「飛ばす」ことはできなかった。 片手が塞がってしまうのは痛いが、ここでカネオを逃がすわけには行かない。 (とりあえず、今打てる手はこのくらいだな) そう判断し、上川は何気なく後ろを振り返った。 見ると、わん子は相変わらず暗い面持ちで歩いている。 よく考えると、さっきから殆ど口を開いている様子がない。 もっとも、ゆっくり考えをまとめたい上川にとって、それは好都合だ。 だが、さすがにわん子の気分が塞ぎすぎるのも困る。 最悪の場合、肝心な時になって上川の言葉に耳を貸さない恐れもある。 時々は会話を交わし、適度に気分を晴らしてやる方がいいだろう。 (…そうなると、できるだけ早く話題を振っておいたほうがいいな。 危険人物と出会ってから話を始めるのでは遅すぎる) そして、話題もできるだけ選んだ方がいい。 なるべくわん子が明るくなりそうな、それでいてあまり話が長引かない話題。 「…わん子ちゃん、ちょっと質問していいかい?」 「もちろんだワン」 「もし1つだけ願いが叶うとしたら、わん子ちゃんはどうする?」 少し考えて、上川はこう聞いた。 わん子を誘導するための、新しい理由を探す目的も兼ねて。 ● ● ● わん子は考えていた。 上川に聞かれた質問に対する答えは、すでに用意できている。 --もう1度、あの世界に戻りたい。 --そしてできることなら、ずっと人間として生きていきたい。 それが、今のわん子の心からの願いだった。 今となっては全てが手遅れだけど、そう思わずにはいられない。 人間として過ごした生活は、とても楽しかったから。 …でもそれを言って、上川は信じてくれるだろうか? 頭が変だと思われて、見捨てられはしないだろうか? 今のわん子にとって、それはたまらなく怖い。 「…それは秘密だワン」 結局、言い出そうとしても声が出なかった。 …いや、言い出す勇気が無かったのかもしれない。 「そうか。 ゴメンね、いきなり変なことを聞いちゃって」 上川が言う。 それを聞き、わん子は何となく申し訳なく思った。 (…でも、タツヤさんにはいつか言いたいワン) 信じてもらえるかどうかは関係ない。 今の時点では、上川だけが、唯一信頼できる人なのだから。 そして、信頼できる人にいつまでも本当の事を隠し通したくはないから。 幼いが故言葉にはできないけれど、それがわん子の本心だった。 ● ● ● 「む~ん、ボクは食べ物が欲しいんだな~」 「…お前、まだ食い足りないのか?」 上川は小さくため息をつく。 この調子では、またカネオが余計な事をしでかすかもしれない。 (やれやれ…いつになったらオレの心配のタネは無くなるんだ?) 上川はもう1度、今度ははっきりとため息をついた。 【B-3/研究所付近/1日目/午前】 【上川 辰也@パワプロクンポケット8】 [状態] 疲労中、走力+5 [装備] 走力5@パワポケ3、ヒーローのスカーフ@パワポケ7、拳銃(麻酔弾)予備カートリッジ×3@パワポケ8 [参戦時期]美空生存ルート、ルナストーン引き渡し後 [道具] 支給品一式、レッドローズの衣装@パワポケ8、ヒーローのスカーフ三個@パワポケ7、本@パワポケ8裏、『人間の潜在能力の開発』に関する資料@パワプロクンポケット4、黒い板@パワポケロワオリジナル [思考・状況] 基本:殺し合いからの脱出 1:仲間を集める。 2:首輪を詳しく調べたい。 3:山を下りた後港に向かい、脱出方法が無いかを調べる。 4:頼もしい仲間を集めたらカネオに催眠術をかける。 [備考] ※黒幕に大神がいると可能性があると考えています。 ※首輪の考察をしました。 考察した内容は以下の通りです。 1:首輪には爆発物が仕掛けられている。 2:首輪には位置情報を送信する機能ある。 3:移動した位置が禁止エリアなら爆破の為の電波を流され爆発する。 4:盗聴機能や小型カメラが首輪に仕掛けてあると予想しました。 ※現在カメラ対策としてスカーフを首に巻いています。 ※考察の内容が当たっているかは不明です。 ※わん子からパワポケダッシュの登場人物に付いての知識を得ました。 わん子の事をオオカミつきだと考えています。 ヒゲの神様(野球仙人)の事を記憶を操作する能力を持っている人間だと予想しました。 ※暗示催眠の能力は制限のせいで使う度に疲労が伴います、使用しすぎると疲れて気絶するかも知れません。 ※能力に制限がかかっている事に気付きました。 情報を引き出す時や緊急時以外は使用を出来るだけ控えるつもりです。 ※黒野鉄斎が研究していた『人間の潜在能力の開発』に関する資料を発見しました、機械は反応しません。 それが我威亜党の目的と関係あるかどうかは『全くの不明』です。 ※我威亜党、野球人形、探偵の名前を本で見つけました。 本については我威亜党の誰かが書いたお遊びだと思っています。 ※資料の最後に書かれていた『黒野鉄斎』が主催側の人間だと思っています。 ※ここに置かれている全ての資料が『ミスリード』である可能性もあると思っています。 ※研究所においてあった本には様々なジャンルの本があります。 【芽森 わん子@パワポケダッシュ】 [状態] 疲労小、仲間が出来て嬉しい。 [装備] ヒーローのスカーフ@パワポケ7、モップ@現実 [参戦時期] わん子ルート、卒業直後 [道具] 支給品一式(食料はキムチと何か)、ヒーローの衣装セット@パワポケ7、ヒーローのスカーフ四個@パワポケ7 [思考・状況] 基本:殺し合いから脱出する。 1:タツヤさんに付いてく。 2:走太君を探したい。 3:いつか、タツヤさんに自分の正体を打ち明けたい。 【カネオ@パワプロクンポケット9裏】 [状態] 疲労(小) [装備] なし [道具]リュックサック、ヒーローのスカーフ@パワポケ7 [思考] 1:まだまだ食べ足りないんだな~ 2:弟たちを探す。 3:春香に会ったら、『おしおき』をする。 [備考] ※参戦時期は9裏主人公の戦艦に最初に乗り込んできた後です。 ※春香の名前は知りません。また春香の見た目に関する情報も、暗かったために曖昧です。 ※テレポートをすると疲れが溜まる事を認識しました。 テレポートの移動距離に関する制限は認識していません、またテレポートの制限の度合いは以降の書き手にお任せします。 ※名簿は見ていません。 ※現在は他の2人とデイパック経由で繋がっているため、テレポートはできません。 投下順に読む 080 ガラスの普通← 戻る →082 姉妹 時系列順に読む 080 ガラスの普通← 戻る →082 姉妹 前へ キャラ追跡表 次へ 056 上川辰也の戦い カネオ 087 潜むは蛇と鬼 056 上川辰也の戦い 上川辰也 087 潜むは蛇と鬼 056 上川辰也の戦い 芽森わん子 087 潜むは蛇と鬼
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/332.html
あらすじ しあわせ島の理不尽さにイラつきながらもなんとか耐え忍び、 20日目の野球のテストに合格したパワポケ。 だが、そんなものはしあわせ島の理不尽と暴力と恐怖の序章でしかない。 落田から最低滞在期間のことを聞かれると、どんなに早くペラを貯めようが、 最低でも100日間はこの島にいないとダメらしいのだ。 パワポケは島を出るためにも頑張って100日目までに目標のペラを貯める決意を固めた。 作業後...パワポケは所長の姿を見かける。 パワポケ「あ、所長だ。」 パワポケは所長が何をしているのかを見た。 所長「.......」 パワポケ「(本を読んでいるのか。....冒険小説?)」 所長「...なにか用か?」 パワポケ「あ、申し訳ありません。おじゃまするつもりはなかったのですが。」 所長「フム。娯楽がなくてつらいだろう? この本を貸してやろう。」 パワポケ「え、いいんですか?」 所長「そのかわり、いずれ感想でもきかせてもらおうか。」 パワポケ「....」 そして野球の練習場で仲間たちと練習後... マコンデ「むむ、あいつ、野球をしておるのか。 まったく、どうしてあんなスポーツをやらせるのか、理解に苦しむ! まったく、遊んでいるようなものだな。」 その夜... (バシッ! ビシッ!) 「うう...助けて...」 パワポケ「ん...? なんだろう?」 BB団の兵士「ほんとうに、動きの悪いやつだ! さっさと、残飯をかたづけないか!」 「う、ううう...」 BB団の兵士「「ううう...」じゃ、わからんだろ! ちゃんと返事をしろ!」 BB団の兵士がちゃんと返事ができない女の子を恐怖政治で殺そうとしている! パワポケはこの現状を見過ごすことはできず、女の子を助けに行った。 パワポケ「もうやめろよ!」 BB団の兵士「な、なんだお前は? 生意気なやつだな。俺様に口答えなんぞしおって!」 (ドス! ビシッ! バシッ!) パワポケ「うぐっ、あいた...」 (ドガッ!!) パワポケ「あうっ...」 (ドサッ!) BB団の兵士「今日は、これぐらいにしといてやる!」 BB団の兵士はパワポケに殴る、蹴る、頭を壁にぶつけるなどの暴行を繰り返した後、そのまま去っていった。 パワポケ「ううう.....」 「だ、大丈夫...?」 パワポケ「...ああ...まだ、生きてるよ...うぐっ...!」 パワポケは口から血を吐いた。 「ごめんよ、ワタシのせいで...」 パワポケ「い、いいんだよ。もう、だいぶ慣れてきたから。君は、大丈夫かい?」 「ええ、ワタシも慣れてるから。ワタシの名前は、インミン。 ここで、みんなの食事の用意や片付けなんかをしてるの。」 バオ「お~い、インミ~ン! 帰るぞ~!」 インミン「あ、は~い。それじゃ、さよなら。助けてくれてありがとね。」 (たったったっ...) パワポケ「インミン...島の原住民の女の子か...」 次の日 インミン「こんにちは。」 パワポケ「やあ...(あれ、この子の名前は何だっけ?)」 正しい名前を選びましょう。 パワポケ「こんにちは、インミン。」 インミン「あ、ちゃんと、名前覚えててくれたんだ? でも、ワタシは、あなたの名前聞くのを忘れてたよ。だから、名前、教えてくれないか?」 パワポケ「ああ、俺は、パワポケって言うんだ。」 インミン「パワポケか、いい名前だね。 ところで、パワポケ。この間は、ありがとね。これ、お礼だよ、受け取って?」 パワポケ「あ、うまそうなマンゴだな! もらっていいのかい? ありがとう。」 インミン「よかったら、また、時々、もってきてやるよ。」 パワポケ「ありがとう、インミン!」 そして作業後... パワポケ「今日も良く働いたなあ~。」 インミン「こんにちは、パワポケ?」 パワポケ「やあ、インミンじゃないか。 あれ? たしか、この時間は晩飯を作ってる時間じゃないのかい?」 インミン「うん、いつもはそうだよ。でも、今日は、他の人が当番でワタシは休みなんだ。 だから、時間があるならワタシと散歩でもしないか?」 パワポケ「よし、海まで散歩しよう。」 (そして...) パワポケ「気持ちいいなあ~。あいつらさえいなきゃ、ここは、ほんとにいい所だよな...」 インミン「そうだ、ほんとその通りだ。あいつらさえ...」 パワポケ「でも、こんな状態は、いつまでも続かないよ。 きっと、近いうちに、もとの平和な島に戻れるよ。」 インミン「うん...」 25日目 パワポケ「この島へ来て、もう25日目か。ああ、早く日本へ帰りたいなぁ。」 落田「じゃ、あと75日間は帰れないでやんすね~。」 パワポケ「はぁ?」 落田「最低滞在期間でやんすよ。...契約書にあったでやんすよ? どんなに早くペラを貯めても、最低100日間は、この島にいなきゃいけないのでやんす。」 パワポケ「そうだったのか!?」 落田「しかも、100日目に指定のペラが貯まっていないと、もう100日間働かないとダメなのでやんす。」 パワポケ「...ようするに、100日ごとに島から出られるか どうかのチェックがあるということか。...まったく知らなかったよ。」 落田「じゃ、お互いがんばるでやんす。」 パワポケ「しかし、未来生まれの俺がこの過酷な島で200日も過ごすというのは、避けたいな。 作業も、病気も、虫も、嫌だけどなによりこの暑さが耐えられない。 なにがなんでも、あと75日で目標のペラを貯めるぞ!」 そしてその夜に突然、中田が風邪をひき、パワポケと落田は風邪にかかってしまった。 工場での作業後、三谷は果実酒を飲んでいる。 そして次の日も三谷は果実酒を飲んでおり、ペラを酒やツマミに使っているらしいと落田はいう。 渡辺に「持ってるペラが増えたらうれしいよな」と言われ、パワポケは思い切って50ペラを出した。 パワポケ「所長、本を返しに来ました。」 所長「ん? ああ、そんなこともあったな。で、どうだった?」 パワポケ「単純すぎますね。」 所長「うむ、それは私も感じた。どうやら作者は子供を意識して書いたようだが、 いささか物語の掘り下げが足りない。子供だまし、というやつだな。」 パワポケ「子供はそういうのに敏感だから、子供もだませないんじゃないですかね。」 所長「ハハ、なかなかいいことを言う。さて、こんなものでよければそこの棚にまだまだあるぞ。」 パワポケ「うわ、ホントだ。小説をこんなにたくさん?」 所長「ここでは本は手に入りにくいから島から出るたびに買ってしまうんだ。 まあ、あの部屋に比べればどうってことはない量だがな。」 パワポケ「(あの部屋?)」 所長「そうだな...次は、これなんてどうだ?」 パワポケ「...モダンホラーですか?」 所長「うむ、まあ話はよくできてる。 言っておくが、この本のために作業をサボったりするんじゃないぞ。」 パワポケ「はい、気をつけます。」 パワポケは渡辺にこの間渡したペラを返してほしいというが、渡辺はないという。 「もう一回預けてみないか? 今度、まとめて返すから」といい、パワポケはこれで最後だと50ペラを渡す。 29日目 江川班長「おい、みんな聞いてくれ。明日、江川班は試合だ。」 パワポケ「江川班長! 明日の試合は、俺を出してください。」 江川班長「ハハハ、もちろんキミには期待しているからね。」 パワポケ「.........」 ここでどの額のペラを渡すかを決めます。 高い金額ほど、試合に出られる可能性が高くなります。 パワポケは、江川に30ペラを渡した。 パワポケ「班長...これでひとつ。」 江川班長「ほほお? はっはっは、キミもようやくわかってきたようだな。」 パワポケ「アハハハハ。」 30日目 パワポケ「よし、今日は一軍と試合だ!」 江川班長「おい、パワポケ。今日はお前、スタメンだから。がんばれよ。」 パワポケ「ようし、がんばるぞ!」 試合中の操作は主人公の選手のみです。 パワポケは試合で大活躍し、勝利! 一軍に勝利後 BB団の兵士「まず、個別の評価だ。パワポケ!」 パワポケ「はい。」 BB団の兵士「今日は大活躍だったな。たっぷりボーナスを出そう。」 パワポケ「ありがとうございます。」 犬レベルが6上がった 所持金が50ペラ増えた BB団の兵士「さて、試合の結果だが...お前たち、一軍相手によく勝てたな。全員に100ペラだ!」 みんな「やったぁ!」 所持金が100ペラ増えた (そして...) 落田「初めて一軍に勝ったでやんす! これは、オイラが一軍に行ける日も近いでやんすね。」 パワポケ「一軍へ?」 落田「ああ、二軍の中から優秀な人間は一軍へ行くのでやんす。 一軍だと、作業をせずに練習だけでいいんでやんすよ!」 パワポケ「(なるほど...)」 31日目 収容者「ゴホッ、ゴホッ!」 BB団の兵士「こら、サボるな!」 収容者「す、すみませ...(バタッ)」 パワポケ「なんだ? あの人、体を壊したのかな?」 落田「パワポケ君、かかわりあいにならないほうがいいでやんす!」 マコンデ「ほっほっほ~ ど~したのです? 気分が悪いのなら、やさしい私がドクターのところへ連れて行ってあげましょう。」 収容者「ゴホゴホ...うぷっ!」 (ゲロゲロゲロ...) マコンデ「......わっ、私のズボンにゲロを?! なんてことするんだ、このクズ!」 (ドカバキボコ) パワポケ「うわ、病人を本気で蹴ってるぞ?!」 マコンデが逆上して病人に暴行を加えて殺害しようとしている! 人間として許せない! パワポケはすぐにマコンデを止めに行った。 パワポケ「おい、いいかげんにしろ! 殺す気か!」 BB団の兵士「貴様、仕事に戻れ!」 (バキ!) マコンデ「はぁはぁはぁ...データを取らなくてよいのなら、 この場で射殺しているところです。ほら、とっとと立て!」 パワポケ「(データ?)」 その後、俺たちがその男の姿を見ることは2度となかった... 32日目 所長「そうか...収容者の健康状態が思ったより低下しているのか。」 マコンデ「はい。実験の方にも、少なからぬ影響が出ております。」 所長「まいったな。これ以上は、私の一存では決められぬ。 団長の指示を仰ごう。ところで、団長は今なにを?」 マコンデ「先ほどは、日本から到着したゲームキャラグッズの分類を、やっておいででしたが。」 所長「...やれやれ、またか。」 パワポケは中田から100ペラでスパナを下取りした。 再度、中田から下取りを頼まれ交換に応じると、なんとタダでマスクをくれた! 34日目 パワポケ「あれ、所長がいるぞ。」 所長「...うむ、そうだな。あとで団長に相談してみよう。」 パワポケ「.....団長だって?」 小杉「ブラッドバタフライ団のボスだよ。」 パワポケ「へえ、組織のトップか。どんなヤツなんだろうな?」 小杉「さあてね。ただ、収集癖のあるマニアだってウワサだぜ。」 パワポケ「収集って、美術品とかかい?」 小杉「ああ、いや、そうじゃない。 実は、オマケ付きお菓子がこの島に大量に運び込まれたのを何度か見たやつがいるんだ。」 パワポケ「ははは、それじゃまるで山田君や落田君みたいだな。」 落田「じゃあ、きっといいヤツでやんす。マニアに悪いやつはいないでやんすからね。」 パワポケ「(どっちかというと悪いやつの比率の方が高そうだけど...) ん、待てよ。じゃあ、ボスはこの島にいるのか?」 落田「ま、そういうことになるでやんすね。」 パワポケ「(じゃあ、なんとかしてそいつを倒せば...)」 インミン「こんにちは、パワポケ。」 パワポケ「やあ、こんにちは、インミン。」 インミン「これ、いっぱいとれた。だから、パワポケにもやる。」 パワポケ「あ、うまそうなバナナだな! 俺、腹減ってたんだ。ありがとう、インミン!」 落田「お、うまそうなバナナでやんすね? オイラには無いでやんすか?」 インミン「お前には、ない! ワタシ帰る。さよなら!」 (たったったっ...) 落田「あの子、オイラには冷たいでやんすね...しかし、腹が減ったでやんすね...」 パワポケは落田にバナナを半分あげた。 パワポケ「落田君、このバナナ半分あげるよ。」 落田「え? いいんでやんすか? ありがとうでやんす! パワポケ君は、いいやつでやんす~!」 工場で作業後... (イライラ...) 落田「今日の三谷さんはいつもより怖いでやんすな。」 (ガリッ!) 三谷「はっ、しまった! オレとしたことがっ。」 (しょぼ~ん...) パワポケ「うわー、すごい落ち込みようだ。」 落田「三谷さんが工場でミスするなんて初めて見たでやんす。 今日はビールも飲んでないでやんすね。」 パワポケ「元気づけたほうがいいかな?」 パワポケは三谷にビールをおごってあげる。 パワポケ「(ビールがこんなに高いなんて。)」 所持金が20ペラ減った パワポケ「三谷さん、これどうぞ。」 三谷「なんだあ?」 落田「遠慮なんかいらないでやんす、パワポケ君のおごりでやんす!」 三谷「お、お前ら...くそーっ! グビグビ、プハーッ!! チクショーうめーじゃねーかっ!!」 落田「いやー、見事な飲みっぷりでやんす。」 三谷「...う、う、う」 (うお~い、おいおい) パワポケ「泣いてるみたいだけど。」 落田「そんなにうまかったでやんすか!」 (そして...) パワポケ「えーっ!」 落田「禁酒してたでやんすか?!」 三谷「ああ、酒なんか飲んでたらいつまでも女房と娘の所に帰れねーだろ。 けど、2日ともたなかったな。ほら、ビール代 返すぞ。」 パワポケ「ええっと...その、前に俺がよけいな事言ったから...」 三谷「気にすんな、お前が悪いんじゃねーよ。 一晩飲まなかっただけであんなヘマしてちゃあ、この先どうなってたか。 早めに切り上げてよかったのかもな。」 (トボトボ...) パワポケ「...何とかならないかな。」 パワポケ「所長、本を返しに来ました。」 所長「ん? ああ、そんなこともあったな。で、どうだった?」 パワポケ「心理描写が物足りない。」 所長「そうだな。ストーリーは良く出来ているが、登場人物がどれもこうも薄っぺらに感じるな。」 パワポケ「あと、残酷描写がちょっと過激すぎて嫌な気分になります。」 所長「.....ほほう? 貴様、地雷でバラバラになった死体を見たことがあるか?」 パワポケ「え?」 所長「では、大勢が無抵抗の人間をなぶり殺しにするところは? この程度の残酷さなど、現実に起こっていることに比べれば、 どうということはない。しょせんは、作り物だよ。」 パワポケ「...君は、一体何を見たんだ?」 所長「紛争地域の平和維持活動だ。 知恵も理性も、むき出しの憎悪と狂気の前にはあまりに無力だ。 ......さっきの無礼な口調と、問いかけは不問にする。...下がれ。」 38日目 バオ「あ! オマエ、この前の。」 パワポケ「やあ、こんにちは。」 バオ「なんの用だよ。」 パワポケ「日本語、上手だな。」 バオ「何年もヤツラに使われてるからな。」 パワポケ「ヤツラというのはBB団か。」 バオ「いや、オマエ含めて日本人ぜんぶだ。 オマエラ来て、島から出れなくなった。遠くに船も出せなくなった。 年寄りたちは、砂糖とかシャツとかもらって喜んでるけど、オレはごまかされないぞ。」 パワポケ「それなら目的は一緒だな。俺もこの島から出て行きたいんだ。」 バオ「......オレたちに協力する?」 パワポケ「ああ、そのつもりだ。」 バオ「わかった。何かあれば、手伝ってもらうよ。」 そしてパワポケは40日目の野球のテストで良い結果を出した。 その後パワポケは、倉刈に娘のことについて聞き、管理所の電話を使って日本に電話すればいいと提案するが、 倉刈はそんな危険なことをおかすより、まじめにペラをためたほうがいいという。 それでもパワポケは、なんとか倉刈を娘に電話させるために作戦を立てる。 一方、バオは洞窟の奥で日本最強の爆弾であるニジュウ・ゴバンを見つけた。 パワポケ「なあ、君が二軍で一緒だった凡田っていう人の話をしただろ?」 小杉「まあな。」 パワポケ「でも、凡田はモグラーズの選手で、 君はモグラーズにいたことがない。どこで知り合いだったんだ?」 小杉「......オレはウソはついてないぜ。」 パワポケ「ひょっとしたら...お前、なにかすごい秘密を持ってるんじゃないか?」 小杉「......どうせ、言ったって本気にしちゃくれねーよ。」 パワポケ「言ってみろよ。俺だってすごい身の上なんだぜ。」 小杉「じゃあ、言ってやるよ。オレはニセモノの小杉なんだ。 本物と姿形を交換して、あいつの立場を乗っ取ったんだ。」 パワポケ「なんだって?!」 小杉「野球のヒーローになりたかったんだ。 でも結局、野球で小杉ほどの実力が発揮できず、世間のさらし者さ。 いたたまれなくなって日本から逃げ出してきたんだよ。」 パワポケ「本当だとすると、すごい話だな。で、本物はどうしてるんだ?」 小杉「言ったろ? 外見を交換したって。オレの元の姿と名前で、プロ野球で活躍してるよ!」 パワポケ「なるほど、つじつまは合ってるな。」 小杉「信じてくれるのか? オレの話を。」 パワポケ「こっちの身の上も、なかなかとんでもないからな。」 小杉「話してくれよ。」 パワポケ「いや...事情があって話せないんだ。それじゃ!」 小杉「おい、ちょっと待てよ! ずるいぞ、オレだけ話させるなんて!」 江川班長「おい、パワポケ。布具里を見なかったか?」 パワポケ「あれ、そういえばいませんね。」 江川班長「まったくしょうがない奴だな。 いいかげんにしないと、脱走とみなされて射殺されるぞ。」 パワポケ「えっ、射殺ですか!? .........えーと、「いいかげんにしないと」って?」 江川班長「彼は仕事の合間に、ジャングルのあたりでサボる悪いくせがあるんだよ。 まあ、BB団の連中には一応話してあるんだがね...」 パワポケは布具里を探しに行った。 パワポケ「あ、あれは...」 BB団の兵士「貴様、ここでなにをしていた!」 布具里「いや、それはその...ちょっと穴を掘ってました。」 BB団の兵士「あやしいな。どうやら、痛い目にあわないと本当のことを言いそうにないな!」 パワポケ「布具里は、イモを掘ってたんですよ。」 BB団の兵士「な...イモだって?」 パワポケ「いや、実はこのジャングルに食べられるイモがあるんですよ。で、こいつはこっそり...」 BB団の兵士「なーんだ、そういうことか! まあ、日本人が木の根っこを喜んで食べるのは有名だからな。 ...しかし、こんな時間に出歩いているのは関心せんな。とっとと宿舎に戻れ!」 (そして...) 布具里「サンキュー、助かったよ。恩にきるぜ!」 パワポケ「それじゃ、俺には本当のことを話してくれてもいいんじゃないか?」 布具里「あー...しかたねえな。これは他の奴には秘密だぜ。俺はトレジャーハンターなんだ!」 パワポケ「はぁ? とれじゃーはんたぁ?」 布具里「シーッ! 声が大きい。この海域のある場所には、古代の財宝が眠っているのさ。」 パワポケ「それ、本当の話なのか? でも、その情報はどうやって?」 布具里「いやあ、日本で拾った雑誌に載っていてさぁ。」 パワポケ「...............ハァ?!」 布具里「俺の家が火事になって困っていたときだから、思い切って家を飛び出したんだ。 でも旅費が途中で尽きてよぉ。しかたなく、途中からはイカダで旅を続けてたんだけど 水も食い物もなくなってな。そこでBB団の船に助けられたんだ。 でも、それから島に連れて行かれて出してくれないんだよな~。」 パワポケ「ちょっと待て。BB団の連中に、なんて言ったんだ?」 布具里「いや、水と食料さえ分けてくれたら旅を続けるって...」 パワポケ「......(ひょっとしたら、BB団って親切な連中かもしれないな。)」 布具里「でもさあ、ひょっとしたらこの島にも宝があるかもしれないだろ? だから、ヒマな時間を見つけてはこっそり穴を掘ってるんだ。」 パワポケ「悪いことは言わないから、野球の練習をしろ。」 布具里「どうして!」 パワポケ「えーと、ほら、財宝を見つけたって、全部BB団のものになるだけだろ。」 布具里「ああ、そういえば! くそーBB団め、俺の宝を狙うとは!」 パワポケ「.....」 布具里がパワーアップした! パワポケ「今日は村から食料を運ぶ作業か。 ん? あまいニオイがする。果実酒を作ってるのかな?」 カパリ「ドブロクというお酒ですよ。 昔この島にいた日本兵がこっそり作っていたのを教わりましてな。 ただ、この島で作るとクセのある味になるらしくて、 BB団も他の日本人たちも欲しがりませんなあ。」 パワポケ「へえ...(三谷さんならビールよりこっちの方がいいんじゃないかな?) 作り方を聞いてみようかな?」 パワポケはカパリからドブロクの作り方を聞いてみた。 パワポケ「俺にも作れますかね?」 カパリ「ああ、けっこう簡単ですじゃ。」 (そして...) (キョロキョロ) パワポケ「ここなら大丈夫だな。 小さなポリ容器を洗浄用アルコールで消毒してと、バッテリー補充用の真水、」 (ドボドボ) パワポケ「分けてもらった麹(こうじ)、そして俺の今日のご飯、」 (ジョボン) (グウ...) パワポケ「ハラへった、ちょっと気前が良すぎたかな? まあ、いいや!」 次の日... 三谷「グビグビ、プハッ...なんでい、もう終わりかよ。」 パワポケ「三谷さん、よかったらこれ飲んでみてください。」 三谷「なんだこりゃ?」 (クンクン、ペロッ...) 三谷「ドブロクかっ!! どれ、お味は...」 (ゴクン...) 三谷「ぐ...きつい味だな。いや、しかしこのアクの強さがクセになるな。」 (グビッ) 三谷「おお、けっこう酔えるな。いったいコレどうしたんだ?」 パワポケ「村のじいさんに作り方を教えてもらったんですよ。 これでビール分のペラ、節約できますよね。」 三谷「パワポケ、お前、(グスッ) すまねえ。 しかし、もらいっぱなしってのはオレの気がすまねえな。」 パワポケ「それじゃあ...」 パワポケは野球をがんばってと励ました。 三谷「そうだな、こんな楽しみができたんならがんばらねーとな!」 三谷がパワーアップした! パワポケは倉刈に管理所が少し空っぽになる時があり、この時なら電話できると伝えた。 46日目 しあわせ島の管理所 (...は依然として抵抗を...空港は一時的に....) マコンデ「所長、緊急の呼び出しとは一体何事です?」 所長「このテレビ放送を見ろ。リアルタイムの中継だぞ。」 マコンデ「は? これは戦争...ですか?」 所長「ちがう。テロ組織アルサハクの本拠地が、国軍の奇襲攻撃を受けた。」 マコンデ「アルサハクというと、ウチの製品の仲介をやっていた所じゃないですか! 薬や兵器が売れなくなってしまう!」 ?「心配すること、ないでやんす。」 マコンデ・所長「これは団長!」 団長「こういうこともあろうかと、ちゃんと他の販路は確保しているでやんす。 じゃ、オイラは出かけてくるでやんす。」 所長「おお、さっそく行動ですな! では、この私めも一緒に...」 団長「いや、今日はチョコタマゴの新シリーズの買い出しでやんす。」 所長「........は?」 パワポケ「所長。」 所長「なんだ?」 パワポケ「ええと、所長は昔、悲惨な場面にその...居合わせ...」 所長「話しにくそうだな。他の者がいない時に限り、対等に話すことを許そう。」 パワポケ「ありがとう。君は昔、悲惨な体験をしたんだね?」 所長「.......先を続けろ。」 パワポケ「ひょっとして、そういう現実から逃避するために架空の話を好んで読んでいるのか?」 所長「逃避しているのではないさ。もはや、人類にとって神秘の世界など宇宙や海の底など、 個人では手の届かない所しか残っていないのだ。作り話に救いを求めて何が悪い?」 パワポケ「....」 所長「それから、私はこのつまらん現実と戦う気を失ってなどいない。 だが、いささかうんざりはしている。たとえば、この島だ。 どうも、お前たちは大きな勘違いをしているような気がする。」 パワポケ「え?」 所長「いいか、私たちはお前達をさらったりはしていない。 お前達は、お前達自信の事情でこの島にいるのだぞ。」 パワポケ「うっ!? (そういえば、俺も野球の勝負で負けたからいるんだっけ...)」 所長「それをなんだ、恨みがましい目で。あげくのはてに脱走だの反乱だの。」 パワポケ「でも、銃で脅されて働かされていたらそういう風には考えられないよ。」 所長「フン。まあ、こちらも単なるボランティアで こんなことをやっているわけではない。お前達を利用してるんだ。」 パワポケ「なんのために?」 所長「行き詰まった人類に希望をもたらすためだ。」 パワポケ「え?!」 BB団の兵士「所長! 砲艦の艦長が補給の件で相談を。」 所長「ウム、すぐに行く。」 パワポケ「待ってくれ! さっきのはどういう意味なんだ?」 BB団の兵士「こいつ、なんて口を...」 所長「おい! この男を連れて行け。ムチ打ち30回だ。」 パワポケ「あ....しまった。」 パワポケは49日目で江川に30ペラを渡した。 そして、50日の試合。パワポケは大活躍した上で、一軍に勝利! 落田「一軍相手に連勝でやんす! どうなってるんでやんすかね?」 パワポケ「簡単だよ。俺たちは強いんだ。」 落田「うおおおっ、イ力スでやんす!」 続く 目次へ 次へ 前へ
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/296.html
あらすじ ランプから出てきた魔人に目標を達成しないと死んでしまう呪いをかけられたパワポケ。 ミルキー通りで紫杏と遭遇して、展望台で真相を聞かされた。 そしてアウトレットモールで浜野朱里と出会う。パワポケは一軍選手になれるのか? パワポケは浜野に会い、彼女の過去を聞いた。体の秘密を教えてもらうとなんと浜野はサイボーグだった。 その次の週に再び会う。どこの会社かと聞くと、ジャジメントの方らしい。 次の週、浜野とコンビニに行くが、彼女はゴミをあさり、消費期限切れの弁当を見つけた。 パワポケは浜野がこんな生活をしているかと思うと心配になる。 次の週に浜野に会い、一緒についていくと怪しい2人に遭遇する。 浜野は2人を止めようとするがやられてしまう。 しかしパワポケは自分が行ってもやられるだけと判断し、じっとしていることにした。 5月1週、パワポケは浜野におみやげに生活に使えそうなものを寮から持ってきた。 そして2軍の試合。パワポケは試合で大活躍した。その後パワポケは浜野の様子を見た。 5月3週、狩村は調子を崩し、勝てない試合が続くことになる。 5月4週...パワポケは浜野に会いに行く。そこで浜野が怪しい男を交戦していた。 浜野は超音波振動で相手の脳をゆさぶって動きを止めた所を銃で撃ち殺そうとするが、 パワポケは「倒れた相手にとどめを刺すのは正しいことじゃない」と浜野を止める。 浜野は「こいつが生きて帰ったら、このアジトのことがばれるから、移動しないといけない」と言うが、 パワポケは「アジトぐらい、移せばいい」と説得し、浜野は銃をしまい、アジトを移すことにした。 6月1週、ホッパーズはナマーズに5連勝した。そのころ... ルッカ「アメリカ本社の承認も得ず、アジムとの交渉を行うとはどういうことですか。説明しなさい。」 紫杏「産油国の支援を受けているアジムはワギリバッテリーを目の敵にしており オオガミと敵対しています。うまく協力体勢をつくれば強力な戦力になってくれます。」 ルッカ「連中は、ただのテロリストです。協力が明らかになれば ジャジメントのイメージダウンはさけられません。」 紫杏「アジムとの交渉については、ゴルトマン会長の許可を得ております。」 ルッカ「な...?」 ゴルトマン「ああ、シアンの社長就任時にな。こんなに早く実現するとは思っておらんかったが。」 ルッカ「会長!」 ゴルトマン「ただし、状況によっては日本支社そのものを本社から切り離す。そういうことでよいな?」 紫杏「はい、ありがとうございます。」 ルッカ「...ミス紫杏。まだ翻訳機を使っているのですね。 いいかげん、英語をちゃんと話せるようになってはいかがです?」 紫杏「申しわけありません。自動翻訳機の性能が高いので助かっています。」 ルッカ「それはオオガミ製ですね。敵の道具を使っていて、はずかしくはないのですか?」 ゴルトマン「ルッカ、そのくらいで許してやりなさい。アジムとの交渉結果はすべて本社に報告するように。」 紫杏「了解しました。」 (パッ!) ルッカ「会長! あのような小娘にどうしてそこまで自由にやらせておくのです。」 ゴルトマン「日本にくわしいスタッフがもう他にはおらんのだ。それにあれは、お前とは違う意味で優秀だ。」 ルッカ「あの女が? しょせん日本人ですよ、あれは。」 ゴルトマン「(...やれやれ。)」 6月3週 パワポケ「あれ、あれは社長の秘書じゃないか。ボーッとして何をしてるんだ?」 「もし、そこのあなた。ひとつお聞きしてもよろしいですか?」 パワポケ「はい、なんでしょう?」 「ロマンというものについてなにかご存知ではありませんか?」 パワポケ「え?」 「ああ、単語の意味はわかります。ロマンス、あるいは小説のような成功や冒険や体験。 しかしもっと大切な価値があるそんな単語であったように思うのです。」 パワポケ「(「単語であった」? どうして過去の話なんだろう。)」 「たとえば、あなたにとっての野球。それはロマンではないのですか?」 パワポケ「そういえば、そうかも。野球にこだわって、 野球でなにかすごいことやりたいって思うのはロマンってのかもしれないなあ。」 「...こだわり、ですか。」 パワポケ「いや、むしろ夢かな。たとえ自分が中心じゃなくても、 なにかすごくカッコいい事件やいい話になってほしいって時があるじゃないですか。」 「...わかるような気がします。突然のことに対応いただき、ありがとうございました。 それでは、仕事があるので私はこれで失礼します。」 (スタスタ...) パワポケ「...なんだろうな? いつもは冷たい人って印象があるけど、 さっきは途方にくれてたようだった。よくわからない人だな。」 そしてパワポケは浜野と交流を深めていった。 7月1週 紫杏「野々村監督。ずいぶん5位と離されたな。」 野々村監督「もうしわけありません。」 紫杏「いやいや、一向にかまわない。今はチームの育成に集中してくれ。 私の希望は前にも言ったとおり2年後に優勝争いに参加することだ。」 野々村監督「はあ...」 紫杏「選手の獲得には金を出さない。 あくまでも、育てた戦力で戦い続けていただきたい。 そのためのお金なら、いくらでも喜んで出そう。」 (そして...) 水木「変わった経営者ですね。」 野々村監督「どうも、球団の利益とかあまり気にしていないようだね。 (いや、それどころかむしろ負けて喜んでるような...) ともかく2年かけてチームを育てられるのはありがたい。」 具田「おおっ?! あそこにいるのは一軍の野々村監督でやんすよ。」 パワポケ「よーし、いいところを見せてアピールするぞ!」 パワポケは投球テストでいい結果を出し、アピールをした。 パワポケ「よし、これでどうだ!」 野々村監督「前よりも、よくなったね。」 水木「そろそろ上でテストしますか?」 (...そのころ...) 紫杏「では、取引の件はそういうことで。」 「ああ、最後にひとつだけ。...あなたの父親の死に我々アジムが関係していることをあなたはどう思ってるのですか?」 紫杏「つらいことですが、目下の大問題を解決するためには忘れます。ジャジメントとアジムの同盟は必要なことです。」 「......なるほど。あなたとはよい取引が出来そうだ。それでは失礼いたします。」 (スタスタ...) 紫杏「.........。」 8月1週...ジャジメントはハピネスXをアジムに売りつけようとするらしい。 ゴルトマンはこの件を紫杏に任せることにした。 9月1週...パワポケは二軍監督の水木に実力が認められ一軍に昇格した! そして、初めての一軍の試合で大活躍した。一年目の願い事をクリアした! 9月4週、試合はナマーズの勝利で終わったが、勝利投手は狩村になった。 狩村と芦沼はロッカールームで言い争いになって大ゲンカに! そして... 紫杏「芦沼と狩村がケンカでケガ? しかも、芦沼の新入賞は絶望的? .........野々村監督。いつからこのチームは子供の集まりになった!」 野々村監督「もうしわけございません。私の選手起用がそもそも原因で...」 紫杏「...もういい。だが、今後こういうことは困るぞ。」 野々村監督「はい。」 (バタン) 紫杏「カイ。すぐに事件のあらましを調べろ。 そして内容に色をつけてから週刊誌にリーク(情報をもらすこと)しろ。リーク元がばれないように、な。」 甲斐「はい。...社長、楽しんでますね。」 紫杏「まあな。」 10月4からは秋キャンプ。パワポケは練習をこなした。そして秋キャンプが終わった。 パワポケ「秋キャンプが終わった。これからしばらくはオフだな。」 具田「心と身体のリフレッシュ期間でやんす! で、実家にいつ帰るんでやんす?」 パワポケ「...26日ぐらいかな。」 具田「じゃあ、オイラもそのくらいまで寮にいるでやんすから、練習するときは声をかけてくれでやんす。」 (...そのころ...) 「コンバンハ、シアン会長。」 紫杏「どうも、ハキムさん。ところで、ハピネスXをもっと大量に購入したいということですが?」 ハキム「ハイ。」 紫杏「しかし、前にも説明しましたが...あの薬は、たしかにこれまでの 同じような薬品にくらべて10倍もの効率で超能力をめざめさせますが服用者が 超能力にめざめるのと同じくらいの確率で服用者を死なせてしまうのですよ?」 ハキム「わがアジムの人間は、すべて死などおそれぬ戦士なのです。 そして、オオガミの悪魔と戦うには超能力者の数は今の10倍必要です。」 紫杏「...わかりました、努力しましょう。とはいえ、あなたがたにあの薬を 提供することでジャジメントにおける私の立場も危ういのです。」 ハキム「ホホウ?」 紫杏「...そこでですね。その死を恐れぬ戦士たちの力 少し、お貸し願えないでしょうか。」 ハキム「ハハハ、おたがいに組織のことでは苦労しているようですね。...いいでしょう。 わたしはジャジメントではなくあなたに協力しましょう。」 (そして...) ハキム「で、テレパス(読心能力者)はなんと報告を?」 「(シアン社長はアジムに対して敵意を持っていません。)」 ハキム「...オーケイ。ならば、父親のカタキをとるためわれわれをハメる可能性はないか。」 「(ただ、気になることが。テレパスがシアンの心を読んだあと自ら命を、その...)」 ハキム「...また、ですか。」 「(え?)」 ハキム「彼はなにか言い残しましたか?」 「(は、はい。信じられないことですが、「神など、いない」と叫んで...)」 ハキム「これまでの3人と同じです。 あの女、なにかとてつもない事を知っているようですね。そのうちに調べるとしましょう。 なあに、超能力など使わずとも自分からしゃべってくれますよ。しょせん、10代の小娘です。」 12月1週 具田「大変でやんす! 芦沼がホッパーズにトレードされることになったでやんす!」 パワポケ「ええっ?! でも、あいつは期待の新戦力で...」 具田「しかも金銭トレードでやんす。」 パワポケ「えええええっ!?」 具田「ひょっとしてウチの球団お金ないんでやんすかねえ...」 (ジャジメント日本社長室) 野々村監督「どういうことです! 芦沼は、来年ウチのローテーションの一角をになうべき戦力なんですよ。」 紫杏「まことに申しわけない。現場の長であるあなたへ連絡する前にマスコミにもれてしまったのだ。」 野々村監督「...連絡? その前に、相談していただきたかったものですな!」 紫杏「気持ちはわかる。だが、いろいろと事情があるんだ。今回は納得してもらえないだろうか。」 野々村監督「私は、社長の現場には理解のある方だと思っていたんですがね。...残念です。」 (バタン) 大神「...わからん。新入賞クラスの投手を、どうしてこんな金額で譲ってくれたんだ?」 北条「故障があるのかと調べてみましたがそんな事実はないようです。」 大神「となると...人間関係か。」 北条「そういえば、狩村投手となにかあったと聞いています。」 大神「まあ、いい。くれるというんだからもらっておこうじゃないか。」 (そして...) 芦沼「じゃあ、みなさん。お世話になりました。」 パワポケ「ああ、元気でな。.........。」 具田「これで、あいつは敵でやんすね。」 パワポケ「ライバルチームだけど、「敵」ってことはないだろ。」 柿元「...パワポケ君は、芦沼君がトレードのことを聞いたときのニュースは見てないんですね?」 パワポケ「なんのことだ?」 柿元「彼、すごく喜んでましたよ。はしゃいでた、ってくらい。」 パワポケ「え?」 柿元「まあ、気持ちはわからないでもないですけどね。どうせなら強いチームでプレイしたいじゃないですか。」 具田「オイラも一軍で活躍して、めだって、強いチームに行って優勝するでやんす!」 パワポケ「(そ、それでいいのかな?)」 続く 目次へ 次へ 前へ
https://w.atwiki.jp/onj_draft2/pages/26.html
開催日時 2015年 5/7(木)~5/8(金) 主催者 1西武◆1nIEgCM8Z2 参加者 鷹の栗金団◆5Yx3a5lH5. 日公帝王智徳◆zD7rAKLDRo 1西武◆1nIEgCM8Z2 オリックスダン・ミセリ◆yfKtpnNnCg 楽天ジェフ◆kyfQgbVgYw ロッテ◆owh5GvQaoo スレURL http //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1431000481/ 備考 初のパワポケドラフト
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/49021.html
登録日:2021/8/21 (土曜日) 11 37 06 更新日:2021/09/18 Sat 13 20 06 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 アーメン パワプロクンポケット パワポケ 宗教 寛容高校 高校 寛容高校は、『パワプロクンポケット7』に登場した対戦相手のうちの一つである。 選手名は皆、キリスト教関連が由来。 アレンジチームとしての選択は不可。 ◆概要 二年目秋季の地方大会の二回戦に登場。 キャプテンは目史亜桐人。 猫の目の様に開き切った瞳孔が特徴で、チームのユニフォームは全身真っ黄色。 湯田くん「なんか、瞳孔が開き切って怖いでやんす。」 主人公「なんか、皆あっちの世界に行っちゃってるな。」 本人曰く、「争いは悲しいことですが、これも神の与えたもうた試練。お互い勝利を目指しましょう。」との事で、試合はもとより、その勝敗すらも神の手によって定められているという。 また、勝っても負けても必ずグラウンドでお祈りをするのが習慣になっている模様。 ちなみに花丸高校が勝利すると、「これも神の意思なのです」と主張し、それに対してレッドが「試合の敗北も自分達の責任ではなく全て神の御意志という訳か?」と尋ねると、否定する事なく「はい、その通りなのでございます」と即答している。 ◆選手達 【投手陣】 夜羽根〜久羅等まではそこそこ能力値が高い反面、他は低く設定されている。 また、特殊能力持ちが一人もいない。 夜羽根 名前の由来 使徒ヨハネ(十二使徒のうちの一人) 球速 131km、コントロールC、スタミナA 球種 スライダー、カーブ、スクリューがそれぞれ2 寛容高校のエースで、左投げの投手にしては珍しいアンダースロー。 丸刈田 名前の由来 アンティオキアのマルガリータ(聖人の一人) 球速 140km、コントロールD、スタミナB 球種 スライダー、フォークがそれぞれ2 こちらもエースっぽい能力 久羅等 名前の由来 アッシジのクララ(イタリアの聖人) 球速 128km、コントロールD、スタミナB 球種 カーブ3、シンカー1 幕須 名前の由来 シモン・マグス(魔術師) 球速 135km、コントロールD、スタミナB 球種 シンカー2 戸真 名前の由来 使徒トマス(使徒トマス) 球速 136km、コントロールD、スタミナE 球種 シュート2 般棒 名前の由来 聖パンボ(砂漠牧師) 球速 130km、コントロールD、スタミナF 球種 カーブ、シンカーがそれぞれ2 場流奈 名前の由来 聖バルナバ(聖パウロの宣教旅行に同行) 球速 130km、コントロールD、スタミナF 球種 スライダー、シュートがそれぞれ2 丹甲 名前の由来 聖ニコラオス(サンタクロースの起源説がある人物の一人) 球速 125km、コントロール、スタミナ共にD 球種 スライダー、フォークがそれぞれ2 油多 名前の由来 イスカリオテのユダ(十二使徒のうちの一人だが、銀貨30枚でイエスを売ろうとした裏切り者) 球速 134km、コントロールD、スタミナE 球種 カーブ3 不乱視州 名前の由来 聖フランシス(イタリアの聖人) 球速 140km、コントロールD、スタミナE 球種 スライダー、カーブがそれぞれ2 【野手陣】 チーム全員が安定感持ち。 目史亜(一塁手/外野手) 名前の由来 救世主メシア(イエス・キリストの敬称) ミートC、パワーB、走力E、肩力E、守備力E 特殊能力 アベレージヒッター、安定感、バント◎ 寛容高校のキャプテンらしく、パワーが高い上にアベレージヒッター持ちであるため、ヒットを狙っていける。 矢昆布(三塁手) 名前の由来 セベダイの子のヤコブ/アルファイの子のヤコブ(十二使徒の一人) ミートC、パワーB、走力F、肩力C、守備力E 特殊能力 アベレージヒッター、安定感、バント◎ 走力と肩力以外は目史亜と同じ能力の持ち主。 平手路(捕手) 名前の由来 使徒ペテロ ミートC、パワーF、走力D、肩力D、守備力D 特殊能力 アベレージヒッター、安定感、バント◎ パワー以外はそこそこ高い能力の持ち主。 戸升(二塁手) 名前の由来 使徒トマス(十二使徒の一人) ミートD、パワーE、走力D、肩力D、守備力D 特殊能力 アベレージヒッター、安定感、バント◎ パワー以外はオールDというバランスの取れた能力の持ち主。 火尾(一塁手/捕手) 名前の由来 聖パドレ・ピオ(イタリアの聖人) ミートF、パワーG、走力C、肩力E、守備力C 特殊能力 安定感 摩李亜(外野手/一塁手) 名前の由来 聖母マリア(イエスの母) ミートF、パワーF、走力E、肩力E、守備力D 特殊能力 安定感 八宇路(遊撃手) 名前の由来 聖パウロ(新約聖書の著者の一人) ミートD、パワーC、走力D、肩力D、守備力D 特殊能力 アベレージヒッター、安定感、バント◎ パワーはそこそこ高く、それ以外はオールDというある程度バランスが纏まっている選手。 智理路(二塁手/遊撃手/三塁手) 名前の由来 聖チリロ(ギリシャの聖人) ミートF、パワーF、走力E、肩力E、守備力E 特殊能力 安定感 瑠加(遊撃手/二塁手/三塁手) 名前の由来 聖ルカ(『ルカによる福音書』) ミートF、パワーF、走力C、肩力E、守備力E 特殊能力 安定感 暗屯男(外野手) 名前の由来 パドヴァのアントニオ(ポルトガルの聖人) ミートE、パワーF、走力C、肩力D、守備力D 特殊能力 内野安打、安定感 真大(外野手) 名前の由来 使徒マタイ(十二使徒の一人) ミートF、パワーF、走力E、肩力E、守備力E 特殊能力 安定感 美呂(外野手) 名前の由来 ミロのヴィーナス ミートF、パワーF、走力E、肩力E、守備力E 特殊能力 安定感 師紋(外野手) 名前の由来 熱心党のシモン(十二使徒の一人) ミートE、パワーF、走力C、肩力D、守備力D 特殊能力 安定感 佐雨露(外野手) 名前の由来 聖サウロ(聖パウロのユダヤ名) ミートE、パワーF、走力C、肩力D、守備力D 特殊能力 内野安打、安定感 ◆後の展開 夜羽根は『8』『9』『10』の三作品に渡ってデビルスターズに在籍していた。 『11』で佐藤純一(鉄砂高校)と交代したが、何故かコールは「ヨハネ」のままになっていた(『12』で修正)。 一方で目史亜はデビルスターズ入りこそしなかった物の、『14』のトツゲキ甲子園編にて『難易度 むずかしい』の決勝戦の相手『デビル高校』のメンバーの一人として夜羽根共々登場。 パワーがBからAに引き上げられた他、慎重打法、代打要員、威圧感、そして超特殊能力の奪力が新たに追加されるなどのパワーアップを遂げている。 同じ『7』出身である一塁手の亜礼久(オリエント高校)と富流斗(二十六高校)が外野手にコンバート(本来のメインポジションであった一塁手はサブポジになっている)したのに対し、彼だけは『7』の時と同じメインポジション/サブポジションとして登場を果たしたなど、かなりの異例の待遇を受けている。 デビル高校の能力そのままに番長(キングコブラーズ)の後釜としてデビルスターズに入団、もしくはおためし選手の一人として登場しても良かったのではなかろうか。 ◆余談 所属選手の一人である油多は名前の呼びが「ユダ」であるため、湯田くんの音声を流用する事できちんとしたウグイス 実況付きで作成が可能である。 上述の様に『8』〜『10』に掛けて夜羽根がデビルスターズに在籍していたことに加え、『11』では佐藤純一のコールが「ヨハネ」になっているため、『8』〜『11』に掛けては夜羽根と油多の二人が寛容高校の選手達の中できちんとした音声付きで作成が可能となっていたが、『12』で佐藤純一の音声が修正されたため、寛容高校の選手できちんとした音声付きで作成可能なのは油多だけになってしまった。 しかし、最終作の『14』ではホワイトファルコンズにトマスという名前の選手が所属しているため、そちらの音声を流用する事で新たに戸升が完全なるウグイス 実況付きで新たに作成が可能となった。 まさに最後の最後で神の導きがあったと言えなくもない。 ちなみに『14』ではトツゲキ甲子園編で引き抜ける選手達にも音声が用意されているため、同じ『7』出身である鶴田(ジャンボ中原高校)、阿和尾(万台高校)、ブラック、デンノーズにいるピンク(共に元ヒーローズ)、ホッパーズにいる阿佐(元緑満高校所属)、そして上述の戸升と並んで油多はかなり恵まれていると言えるだろう。 彼らを作成して『7』の同窓会気分を味わったファンもそれなりに多いのではないだろうか。 ● ● 「追記・修正もまた、神の意思なのです!アーメン!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] レッドが珍しく不快感を露わにしていたが、真相を知るとある種の自虐でもあるな -- 名無しさん (2021-08-21 18 51 20) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/376.html
あらすじ 二軍を全員クビにしようと企んでいる任月。 それに我慢できずに野球をやめる者、事情により野球をやめさせられる者もいる。 それらは水木・畑山・倉刈・古沢。パワポケは彼らを説得することができるのか? 果たして二軍選手たちの運命は!? 1月1週、パワポケは弓子と初詣に行き...大吉を引き当てた! その後、パワポケは水木の部屋へ向かった。 パワポケ「水木さんの部屋に来たぞ。」 水木「おい、パワポケ。いいところに来たな。いいもんをやるぜ。ほら、バットだ。」 パワポケ「え、もらっていいんですか?」 水木「ついでにグラブとそれからユニフォームもだ!」 パワポケ「ちょ、ちょっと...」 水木「えーい、くだらん! オレは、こんりんざい野球なんて、野球なんて、やめてやるー!!!」 パワポケ「いったい、なにがあったんです?」 水木「どうもこうもあるか! 毎日、毎日、練習ばっかりでいつまでたっても二軍じゃねーか! パワポケ! お前も人生をムダにしたくなかったらさっさと野球なんてやめちまえ!」 パワポケ「俺はやめませんよ! そのうち一軍へ上がって...」 水木「はっ! 一軍だあ? ムリムリ、お前はオレより才能がねえよ!」 パワポケ「そんなこと、勝手に決めつけないでくださいよ!」 水木「なんだとぉ! じゃあ、証明してやらあ。グラウンドで勝負だ!」 野球仙人「ここで、ワシからルールを説明しよう。水木のノックが来る場所にマークが出る。 ボールが近づくとマークは小さくなる。マークがなくなる前にボールを捕るのじゃ。 たくさん捕れれば、勝ちなのじゃ。ボールを捕るには、十字キーをボールの来る位置に合わせて Aボタンを押すのじゃ。真ん中にボールが来たときは十字キーを入れずにAボタンだけを押すのじゃよ。」 水木「はあ、はあ、ようし、次はパワポケの番だ。いいな! 30球勝負だ!」 パワポケ「25球以上捕ればいいんですね!」 水木「そうだ、行くぞ!!」 ミニゲーム コンコンノック ヒント 水木のノックが来る場所にマークが出現! 消える前にボールを捕れ! 真ん中にボールが来たときは十字キーを入れずにAボタンだけを押せ! 6球以上失敗したら敗北! 25球以上捕れば勝利! 水木「行くぞお!!」 パワポケ「来い!!」 パワポケは水木のノックを25以上キャッチした。 パワポケ「よし、25球以上キャッチだ!」 VICTORY コンコンノッククリア後 水木「な、なにぃ! このオレ様が、こんなヤツに負けてしまうなんて! ...いや、今のはナシだ。」 パワポケ「はぁ?」 水木「よく考えたら、今日のオレは体調が悪かったんだ。」 パワポケ「そ、そんな! 卑怯ですよ!」 水木「えーい、うるさい! くやしかったら、オレより先に一軍へ行ってみろ!」 パワポケ「...野球をやめるんじゃなかったんですか?」 水木「何を言う。オレは調子が悪くてうわ言を言っていたんだ。バットもグラブもやらないからな!」 パワポケ「ちぇっ。」 次の週...自主トレ開始。パワポケは倉刈の部屋へ向かう。 パワポケ「倉刈さんの家に来たぞ。」 倉刈「あ...パワポケさん。」 パワポケ「どうしたんです? 元気がないですね。」 倉刈「実は、これまでたまっていた家賃を、今日中に払わないとここを追い出されてしまうんです。」 パワポケ「えっ、大変じゃないですか。」 倉刈「誰もお金を、貸してくれなくて...」 パワポケ「(戻って来なさそうだもんなぁ) で、いくらぐらいなんです? たまった家賃って?」 倉刈「あと、1000円です。」 (ばたっ!) 倉刈「どうしました?」 パワポケ「そのくらい、この俺が、出しますよ! あ、財布がカラッポだ。 じゃ、銀行からおろして...あ、今日も明日も銀行は休みだ。」 倉刈「どうしたらいいんでしょう、パワポケさーん!」 ひでこ「大丈夫だよ。『内職』で、お金作るから ね?」 パワポケ「内職?」 倉刈「ええ、おもちゃをカプセルにつめる仕事なんですけど、 これは今日中にお金がもらえるんです。でも、これが結構大変で...」 パワポケ「ええい、そのくらいなら俺が手伝います!」 倉刈「おおっ、そうですか! じゃあ、お願いします! 十字キーで左右に動いて私たちが作ったおもちゃをキャッチしてください。 あ、キャッチするときにはAボタンを押してくださいね! 連続してキャッチすると、『不良品』が少ないということでボーナスが出ます。 このボーナスが、なかなか馬鹿にならないので、ミスしないでくださいね!」 ミニゲーム 貧乏ヒマなし ヒント 制限時間内に1000円以上稼げ! 十字キーで左右に動いて作ったおもちゃをキャッチしろ! 不良品はキャッチするな! 連続してキャッチするとボーナス! ミスしないように心掛けろ! パワポケは倉刈たちが作ったおもちゃをキャッチし、ついに1000円集まった! VICTORY 貧乏ヒマなしクリア後 倉刈「いやー、やれば「できるもんですね。」 ひでこ「おにーちゃん、ありがとう。」 あきら「ありがとー。」 倉刈「このピンチを乗り越えたからには私も、まだまだ野球をやめるわけにはいきませんね。」 パワポケ「お互いにがんばって、一軍を目指しましょう!」 次の週、曽根村に客が入ってきた。 曽根村「どうぞ、お入りください。」 智美「どうも、はじめまして。 おやおや、プロペラ団のトップの方がこんなに、お若いとは。 ま、どうぞおかけ下さい。なんと、お呼びしましょう?」 曽根村「「スペードのクイーン」で、いかがです?」 智美「ほぉ...」 (そして.....) 曽根村「なるほど、おもしろいお話です。会長に話してみましょう。」 智美「この次に会う時には、曽根村さんに決定する権利がある事を望みますわ。」 曽根村「...ハハハ。......」 「プロペラ団というのは何です?」 曽根村「会社と選手の契約を代行するプロモーターの会社ですよ。 実のところ、バカな選手を喰いものにしているようですが。(もっと、黒いウワサもありますがね...)」 「ところで、「スペードのクイーン」というのは何です?」 曽根村「ダイスでの「スネークアイズ」。いえ、むしろタロットの「タワー」ですね。」 「は?」 曽根村「それが意味するものは、破滅(はめつ)ですよ。」 パワポケは古沢の部屋へ向かった。 パワポケ「古沢さんの部屋に来たぞ。」 古沢「おう、パワポケ! ちょうどいいところに来たな。さあ、出かけるぞ。」 パワポケ「出かけるって...どこに?」 古沢「俺の田舎だよ! 俺に、結婚の話が来ているんだ。」 パワポケ「へえ。それは、おめでたいですね。」 古沢「...言っておくが、俺は相手の顔も、知らないんだ。」 パワポケ「え?」 古沢「親父が、俺に家業を継がせるために勝手に話を進めやがったんだ。 急いで行ってぶち壊しにしないと、野球ができなくなっちまう!」 パワポケ「それは大変ですね。...で、どうして俺も一緒に行くんです?」 古沢「今日の5時には、結納が終わっちまう。なのに、俺は車が運転できないんだ!」 パワポケ「あ、つまり、俺に運転しろと。」 古沢は車を用意した。 古沢「車はレンタルしといたからな。これだ!」 パワポケ「へー、結構いい車ですね。」 古沢「十字キーの左右で移動、Aボタンで加速、Bボタンでブレーキだ。 オートマチックだから、Aボタンを離してもゆっくり減速するぞ。 頑丈な車だが、さすがにぶつけすぎると壊れるから、注意しろ。 当たり前のことだが、時間に間に合わないとダメだから思いっきり飛ばせよ!」 ミニゲーム くるまでブー ヒント 制限時間内にゴールまでたどり着け! 壁やバイク、障害物にぶつかるとダメージを受ける! トラックや壁に正面衝突すると車が止まってしまい、タイムロス! 気をつけろ! 車の肉片が壊れると軽くなってスピードが大きくアップ! パワポケは障害物をかわして急ぎ...ゴールにたどり着いた! VICTORY くるまでブークリア後 古沢「よーし、なんとか間に合ったな! あとは、俺がやる!」 (どどどどど...) パワポケ「あー、無茶な運転で、死ぬかと思った。」 古沢「おい!」 パワポケ「な、なんです?」 古沢「すまんな、パワポケ。お礼に、そこのビデオテープをお前にやろう。」 パワポケ「なんですこれ?」 古沢「まぁ、元気の出るものだ。アイテムとして使えよ。それじゃ!」 (どどどどど...) 次の週...パワポケは畑山の部屋に向かう。 パワポケ「畑山さんの部屋に来たぞ。」 畑山「あ、パワポケ! すぐにドアをしめろ!」 パワポケ「え? え?」 (バタン) パワポケ「何が起こったんです?」 畑山「実は、殺人クワガタのオリが壊れてしまったんだ。」 パワポケ「殺人クワガタ?! 名前からして、かなりヤバそうですね。」 (がさがさがさ) パワポケ「あっ、そこに...げ、壁をかじってる!?」 畑山「よし、バットでぶん殴って気絶させるんだ!」 パワポケ「そんなことして大丈夫なんですか?」 畑山「そう簡単には、死なないさ。それより、1匹でも逃げられたら大変なことになる! 壁は、何回かかじられると壊れてしまう。そこから逃げる前に、ぶん殴るんだ! 十字キーで移動や、攻撃方向の選択。その場待機は、Aボタンだ。 移動、攻撃を1回するとそれぞれのクワガタも、1回移動や、攻撃をする。 1回でも攻撃を受けるとゲームオーバーだ。あいつらの前へ行くなよ! よし、行くぞ...」 (カプ!) 畑山「ぎゃっ!」 (ばたっ) パワポケ「わーっ、畑山さん! こ、こうなったら、俺1人で...」 ミニゲーム 殺人クワガタ ヒント クワガタを全て倒せ! 壁は何回かかじられると壊れてしまう! 1匹でも逃げられたり、クワガタの攻撃を受けたら即失敗! よく考えて動け! パワポケはクワガタを倒していき...全部倒した! パワポケ「全部のクワガタを倒したぞ!」 VICTORY 殺人クワガタクリア後 畑山「やったな、全員回収成功だ。」 パワポケ「こういうキケンなものは飼わないでくださいよ!」 畑山「まあまあ、そう言うなって。そうだ、これをお前にやろう。」 パワポケ「なんです、これ?」 畑山「まあ、健康ドリンクだな。疲れたときに飲むと、元気になるぜ。」 2月1週...春キャンプ開始! 任月はチームに外国人がいないと、貧乏くさく見えるといい、外国人選手を雇う。 ドミオが外国人選手としてモグラーズに入団した。 2月2週、パワポケは畑山からアロワナのことを聞いた。3週...小料理屋へ向かい、 3月1週は小料理屋でジョーと遭遇し、もうけにはアロワナならいけると言ったパワポケ。 3月4週、実家へ帰ったパワポケはなんらかの事で特殊変化球を思いついた。 4月1週、シーズン開幕。曽根村と槌田は何かの話をしている。 パワポケは実家へ帰り、ジョーと会う。次の週、パワポケは実家でひと眠りし、昔の夢を見た。 そして、イースタンの試合。小角率いるジャイアンツとの試合。数々の試合も大活躍した。 10月4週、槌田コーチが練習を見に来た。パワポケはいい所を見せ、好印象を与えた。 11月1週 槌田「.....わかりました。多少後ろめたいですがやってみます。」 曽根村「期待していますよ。」 来年から槌田はプレイヤーであるあなたに危害を加えてくるでしょう。気をつけてください。 契約更改 パワポケ「『契約更改』の日が来た。また、あの会長と会うのか。やだなぁ。」 (そして...) 任月「よし、入りたまえ。」 パワポケ「はい。」 任月「ん? ああ、君か。君はモグラーズの二軍がなくなることを知っているね?」 パワポケ「は、はい。」 任月「それなら話は早い。来年、君は一軍でやってもらおう。」 パワポケ「ええっ! 本当ですか!?」 任月「...イヤかね?」 パワポケ「と、とんでもない!」 (そして...) パワポケ「来年は、一軍でスタートか。俺はやるぞー!」 古沢「おっ、パワポケ。こんなところにいたのか。来年、俺も一軍スタートなんだ。」 パワポケ「えっ、そうなんですか。」 古沢「こうして野球を続けられるのもお前のおかげだ。感謝しているぞ。 水木と畑山、倉刈さんとドミオ、凡田も、一軍スタートだそうだ。」 パワポケ「みんなでがんばりましょう!」 第二章 クリア! 第三章へ続く... 目次へ 次の話へ 前の話へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/9485.html
登録日:2011/05/22(日) 14 11 06 更新日:2024/09/18 Wed 20 10 00NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ※CERO Aです。 やれば上がる ニヤニヤが止まらない バットをグラブにねじ込む パワプロ パワポケ パワポケではよくあること ホテルPAWA リア充じゃないと上がらない ロリ 人生で一度はヤりたいやつ 俺のバットが火を噴くぜ 変態 大人のアレ 弾道 彼女 服、しわになるよ…… 逞しく硬い棒で白い物を遠くへ飛ばす能力 「弾道」とは実況パワフルプロ野球やパワプロクンポケットでは、バッティング時、球がどれだけ高く上がりやすくなるかを示す数値である。 これが高いほどホームラン率が上がる。 …………と、これだけなら何の問題もないただのステータスなのだが、このシリーズ、特にパワポケシリーズのサクセスモードにて発生するイベントでこの「弾道」が上がる場合、少々特殊な暗喩を含んでいる可能性がある。 【弾道が上がるイベントの一例】 彼女と海水浴デート(姫野カレンを除く) 彼女とデート後画面が暗転→何故かホテルPAWAの前で会話している(彼女の頬が心なしか赤い)→体力が下がる 彼女と温泉デート→体力が(ry 彼女とショッピングデートで服の色を聞かれた際に、「透明」と答える 彼女への友好度が一定以上の場合の12月4週目→体力(ry 強風で彼女のスカートがめくれる 事故で自分のチームのスポンサーの女社長の胸を揉む あおいちゃんと一緒にストレッチ あおいちゃんとペアで手押し車 スポンサーの女社長と女性秘書の関係を妄想 彼女と思い出作り→体(ry 先週休んだor遊んだor軽い練習→朝から元気だなあ!(先週に激しい練習やデートをしていると弾道が下がる) まさこ ?なビデオ 怪しげな本 うなじ鑑賞 限られた酸素の無駄遣い 服がしわになる 紳士たるアニヲタwikiの皆様ならもうおわかりだろう。 これは世の男性の止められない生理現象を暗喩しているのだ。 彼女と別れるのがホテル前なのもまぁ……いたしたからである。 このイベントが起こる度に主人公に殺意を覚えた人もいるのではなかろうか。 でもパワポケはCERO-Aだから問題ない また、彼女とのイベントなら弾道が上がる他にも能力を色々獲得することが出来る。 バント○ 内野安打 レーザービーム 連打○ ノビ○ などなど 晩に泊まりノビの良いタマから中に安全に打ち出すレーザービーム、しかも連続で………… でも大丈夫 パワポケはCERO-Aだから問題ない なおコナミの主張は、 全年齢対象の健全なゲームであり、その様なことは決してありません。 まぁ、パワポケ開発チームの開発コンセプトは「大人になったらわかるものを」らしいので故意なのは間違いあるまい。 皆も小学生時代は「なんで一緒に過ごして体力が下がるんだ?」って思ったよな?な? ちなみにパワポケでは珍しい肉食系エリート選手であった13主は最初から弾道2…つまり、そういう事さ 余談だが、ONZMコーチにソイヤされると弾道が下がる。何が起きたかはお察し下さい。 たまげたなぁ。 このイベントは不定期で起こる場合もあるためパワーが低いのに弾道だけ4といった計算外の選手が生まれる事態を招きやすい。 勝ち組の証と思いそこは割り切ろう。 弾道4でも打球角度は45度なのでポップフライ量産機になる訳ではないので安心してほしい。 パワポケ「今日は楽しかったよ」 (冥ω殿)「うん、私も……また誘ってね?」/// パワポケ「もちろんだよ」 弾道が上がった! バント○が身についた! \パパパパッパパー/追記・修正を手に入れた! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] バント○ってそういう事か! -- 名無しさん (2013-08-17 23 11 28) 2013では水着聖も起こすな -- 名無しさん (2014-08-17 20 48 31) パワポケ13では観覧車に彼女と乗って弾道上がるからな…… -- 名無しさん (2014-08-17 21 26 18) それはなんとも興奮しそうなイベントだが、キャラがあのパワプロくんでは色々と興奮できんww -- 名無しさん (2016-05-17 15 28 36) 最近のパワプロサクセスは弾道イベントないよな -- 名無しさん (2016-06-12 12 59 39) バント○→ばんとまる→晩泊まる か。やっと理解できた。 -- 名無しさん (2016-08-25 07 22 24) 13は色々露骨だったなぁ...(特に麻美は) -- 名無しさん (2018-04-10 22 55 16) 晩泊まるは知らんかった -- 名無しさん (2018-12-30 18 31 33) 全く意識したことなかったがこんなんあるのかw -- 名無しさん (2019-12-14 16 35 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/319.html
あらすじ 自分がブラックホールズ戦でパワポケにしてきたことの償いのため、 パワポケを助けにシズヤ・ヒカルとともに黄泉比良坂に入るさやか。 ダークマスター(主人公(10))はもともと、イザナギに逃げられたイザナミの声を聞き、 十束の剣を授かると共にマスターアイテムの所持者であるパワポケとさやかに目をつけ、 さらにはさやかの母である五十鈴を闇に引き込んでイザナミに憑依させる。 尚、口調の悪いさやかは、ダークマスターが魂魄を分割して作り出した霊体であり、 万が一パワポケの身体を制御できなくなった時の保険とした。 さやか「ふ~ん...どうやらこれが黄泉への通り道らしいね。」 他のみんなは......?を選択 さやか「わからないよ。どうやらわたしたちだけ一気に黄泉比良坂に飛ばされちゃったみたいだね。」 ここはどこだ?を選択 さやか「だから、黄泉比良坂なんでしょ? おにいちゃん、ボーッとしてないでしゃんとして。」 さやか「おにいちゃん、とにかく先に進んで黄泉の様子を探ってみようよ。 次元の裂け目らしいから、何が飛び出して来るかわからないよ。気をつけて、おにいちゃん!」 黄泉比良坂 BGM 黄泉比良坂(風来のシレン3) 原曲 黄泉比良坂・深部 BGM 不気味(風来のシレン3) 原曲 (待て!) 人魂「よし、つかまえたぞ!」 さやか「ふっ、思ったより早かったね。」 赤鬼「おぬしはもっと早く死ぬべきであったな。私が引導を渡してやるから安心して逝くがよい。」 さやか「うふふっ、それはこっちのセリフよ。あなたたち、よほど命が要らないらしいのね。 さあおにいちゃん、一緒にやろう! こいつらを始末しよう! わたしたちふたりで倒そうよ!!」 パワポケとさやかが赤鬼と青鬼との交戦中の最中... BGM 緊迫(風来のシレン3) 原曲 さやか「どうしたの? もう終わりなの、おにいちゃん? ふん、こんなところで力尽きるなんて。使えないおにいちゃんだね、まったく!」 赤鬼「よし今だ! パワポケの中からあやつを追い出すぞ!」 さやか「むうッ!? 貴様、それは!? はかりおったな! よせ! やめろ! うぐあッ!!」 赤鬼たちの正体はシズヤとさやかたちだった! つまり、パワポケの隣にいたさやかはダークマスターが化けたものだ。 シズヤ「よし! もう一息だ! 出て来るのだ、ダークマスターよ!」 ダークマスター「ぐあぁぁぁぁっ!」 パワポケの体からダークマスターが抜け出た! さやか「出たっ!」 さやかたちはパワポケに駆け寄る。 さやか「おにいちゃん!」 ヒカル「大丈夫、パワポケ!?」 パワポケ「ヒカル...さやか...シズヤさん...」 ダークマスター「おのれ! おのれ! おのれ!! 貴様らごときにこの私が...! こうなったら...貴様ら全員...取り込んでくれるわ!!」 シズヤ「さあ来いダークマスターよ! 私の体の中へ!」 さやか「シズヤさん、何をするの...!?」 シズヤ「さやかよ、すまなかったな。試合前にパワポケが言ったことは本当だ。 パワポケには私が話さぬように約束したのだ。それでも、パワポケはそなたに真実を告げようとしておった。 ...我が目的の為にそなたらをだましておったのだ。許してくれ。」 さやか「うん...」 シズヤ「パワポケ、さやかよ...お互いに仲良くするのだぞ。」 パワポケ・さやか「シズヤさん!」 シズヤ「どうしたのだ、ダークマスターよ!? 宿る体が必要なのであろう? 遠慮はいらぬぞ、とっとと来たらどうなのだ?」 ダークマスター「...よかろう。貴様の魂、喰らい尽くしてくれるわ!」 ダークマスターはシズヤの体に取り込んだ!! BGM なし シズヤ「ぐッ...!」 ダークマスター「ぬ! 貴様!?」 シズヤ「ダークマスターよ...約束したであろう。今度こそ、おぬしを終わらせてやると。」 BGM 絶体絶命(風来のシレン3) 原曲 シズヤ「遠慮はいらぬ、斬れ! パワポケ! さやか!」 さやか「シズヤさん、初めからこうするつもりで!?」 シズヤ「こうでもしなければ、あやつは倒せぬ! グズグズするな、やれッ!」 シズヤ「ぐあっ!」 パワポケ「シズヤさん!?」 シズヤ「ダークマスター! 貴様ぁ!」 (ビッシャーン!!) BGM ボス戦2(風来のシレン3) 原曲 ダークマスターシズヤ「フン、おろかな女だ。人の子が神の意思に逆らえるものか。 覚悟するがいい! 貴様ら一人残らず食い殺してくれるわ! ゆくぞッ!!」 そして、ダークマスターシズヤとの戦闘の最中にさやかの心がざわつく... パワポケ「どうしたんだ、さやか!?」 さやか「胸の奥が...ざわつく。今まで味わったことのない感覚が...」 ダークマスターシズヤ「それはお前の心が私の闇のパワーに共鳴しているのだ。」 さやか「......!?」 ダークマスターシズヤ「天月紗矢香よ、私とともに完全なる悪の世界を作らないか? ブラックホールズ戦で自らの野望のために試合に負けるようにパワポケたちを苦しめた行動力... ここで殺してしまうには惜しい逸材だ。」 さやか「わたしは悪の味方になるつもりはない! わたしは自分の贖罪のためにおにいちゃんとがんばってるの!」 ダークマスターシズヤ「悪を否定するその姿勢 思った通りの優等生だな。 お前達から見ればたしかに私たちは悪人だ。 しかしだ...私たちから見てみれば私たちの行いこそ正義。 むしろお前たちのような偽善者が悪なのだ。」 パワポケ「何をっ!」 ダークマスターシズヤ「私の目的はこのくだらん世界を完全に滅ぼし、地球を本来あるべき姿に戻すこと...」 さやか「世界のほんらいの姿は「悪」だっていうの?」 ダークマスターシズヤ「その通り...お前の中にも悪の姿が見えるぞ... 具現化の消滅によって魔球が投げられなくなる事、倒すべき敵が消えてパワポケと一緒に居られなくなる事、 家に居ない父親(10の主人公)への寂しさや悲しさが募り、試合にわざと負けることを懇願し、 パワポケに史上最悪のハンデを与え、さらに試合中にフィンチーズを超能力で苦しめ、 ブラックホールズを強化させた自分自身の歪んだ願いが... 自分のためだけにフィンチーズが苦しむのを楽しむ黒い心...ダークソウルがな!!」 さやか「ダーク...ソウル...」 ヒカル「だめだ、天月さん! そんなものに耳を貸しちゃ!」 パワポケ「そうだよ、さやか! 君は闇の力に打ち勝ったんだろ? だから今、俺と一緒にいられたんじゃないか! シズヤさんを解放するために一緒に戦おう!」 さやか「おにいちゃん...! うん!」 ダークマスターシズヤ「美しき友情か......ちょうどいい機会だ。 天月紗矢香よ、お前の中にひそむダークソウルの力を見せてやろう! 友情すら簡単に破壊するお前の闇の力を!! エンボディ ダークソウル!!」 さやか「あぁぁぁぁっ!!」 パワポケ「さやか!!」 ヒカル「天月さん!!」 ダークマスターシズヤ「フフフ...出るぞ出るぞ...天月紗矢香のダークソウルが! ふんっ!!」 さやかの体からダークソウルが現れた! パワポケ「さやかが...2人!?」 ダークマスターシズヤ「これがお前の闇の心、ダークソウルだ!!」 さやか「わ、わたしの闇の心!?」 ダークマスターシズヤ「行けっ! ダークソウルよ。 パワポケと天月紗矢香を殺し、そいつらの友情とやらを引き裂くのだ!!」 さやかのダークソウルがヒカルに取り憑いた!! ヒカル「うっ!? うわーーーーーっ!!」 パワポケ「ヒカル!! しっかりしろ!! ヒカル!!」 ヒカル「...パワポケ...天月紗矢香......殺す!!」 パワポケ「どうしたんだ! ヒカル! 俺だ! パワポケだ!」 さやか「やめてヒカルさん! わたしよ! 天月紗矢香よ!」 ダークマスターシズヤ「ムダだ。千条光は天月紗矢香のダークソウルに支配されている。 さぁ、千条光よ! 本能の赴くままに戦うがいい!!」 ヒカル「うがあぁーーーーーーーっ!!!」 パワポケ「ヒカル! 正気を取り戻せ!」 パワポケ「ヒカル!! ヒカル、しっかりしろ!」 さやか「ヒカルさん目を開けて!!」 ヒカル「だ、大丈夫...だよ...」 ダークマスターシズヤ「ふふふ...見たか天月紗矢香、 千条光を狂わせた力こそがお前のダークソウル... 自分を見捨てた父親とパワポケに対する悲しみと寂しさが生んだお前の本心だ。」 ヒカル「があぁーーーーーーーっ!!!」 パワポケ「ヒカル!!」 さやか「ヒカルさん!!」 (ピカッ!) さやか「きゃっ!!」 ダークソウルがさやかの体の中に戻った。 ダークマスターシズヤ「千条光が気を失ってダークソウルが抜けたか。 よくわかっただろう。お前の心の中にも闇があるのだ。全くの正義などどこにも存在しない。」 さやか「......」 ダークマスターシズヤ「ふふふ、自らの「悪」を目の当たりにして戸惑っているようだな。 ははははは苦しいか? 天月紗矢香? 優しさを持つ貴様が取り返しのつかない罪に手を染め 絶望の淵に堕ちてゆく様は......正直そそったよ...ああ...なんと哀れな姫君なのだろうな貴様は...」 さやか「くっ...! お父さん! あなたはどこまで...!!」 ダークマスターシズヤ「忘れるな、お前の中にも「悪」があるということをな...ははははははっ!!」 さやかは自分の中に心の闇があるということを自覚し、苦悩することになる... さやか「わたしの中にも...」 パワポケ「さやか...」 さやか「うん...おにいちゃんやヒカルさんまで傷つけて... 正直不安なんだ...わたしの中の悪の心がいつかまた出てきて、誰かを傷つけてしまわないかって...」 ダークマスターシズヤ撃破後 BGM 不気味(風来のシレン3) 原曲 ダークマスターシズヤ「くッ...おのれ、パワポケ! 天月紗矢香! どうやらこれまでのようだな。」 ダークマスターシズヤの体からダークマスターの魂が... ダークマスター「だが、シズヤは...この女もここで死ぬ。ククク...! クハハハハ...!」 ダークマスターシズヤの肉体が消滅した直後... ダークマスター「むッ!?」 シズヤ「待て、ダークマスターよ。おぬし一人でどこへ行くのだ?」 ダークマスター「ぐ...よせ、貴様! そんなことをすればキサマも死ぬんだぞ!」 シズヤ「水くさいことを言うでない。最後まで一緒に行こうではないか?」 シズヤは自分の体にダークマスターの魂を取り込ませた。 BGM なし ダークマスター「ぐあああぁぁッ...!!」 ダークマスターは消滅した。 (バタッ!) パワポケ・さやか「シズヤさん!」 さやか「シズヤさん! シズヤさん! 返事して、シズヤさん! シズヤさん!?」 BGM 悲哀(風来のシレン3) 原曲 さやか「そんな...シズヤさんが...死んじゃうなんて...わたしのせいだ... 試合でおにいちゃんたちが苦しんだのも、シズヤさんまで傷つけたのも、全部わたしのせいだわ!!」 パワポケ「さやか...」 ヒカル「...」 BGM なし シズヤ「こらこら、勝手に殺すでないぞさやか。」 シズヤ「くっ...いたた!」 BGM 静寂(風来のシレン3) 原曲 さやか「シ、シズヤさん!?」 ヒカル「だ、大丈夫なの!?」 シズヤ「なに、化けて出たわけではないぞ。」 さやか「で、でも...どうやって?」 シズヤ「本来なら私もダークマスターと一緒に死んでいたであろう。 そうならなかったのは、おそらくパワポケの持つマスターアイテムのおかげではないのかな。」 ヒカル「マスターアイテムの力?」 シズヤ「ダークマスターがさやかとパワポケから私に乗り移った際に マスターアイテムの力もいくらか共に流れ込んだらしいのだ。 それが私があやつと一緒に死ぬのをなんとか防いでくれたのでないのかな。」 パワポケ「な、なんだよ、ビックリさせないでくださいよ!」 シズヤ「うむ、私だってそんな風になるとは思っていなかったのだ。」 さやか「でも...わたしたちはダークマスターと一緒にシズヤさんまで...」 シズヤ「バカなことを言うでない。そなたたちが倒したのは黄泉の力を得たダークマスターだ。 くだらないことを気にするではないぞ、さやか。」 さやか「シズヤさん。」 パワポケ「あっ、そうだシズヤさん。 あの恐ろしい黄泉の神様の相手をせずになんとかこの道を閉じちゃう方法ないのかな?」 シズヤ「そううまくはいかないであろう。むこうがだまって見てるとも思えぬ。 それに、そろそろ来る頃合いではないかな。黄泉の者たちのお迎えが。」 パワポケ「ちぇ、死者の国からのお迎えなんて縁起でもないや。かんべんし...」 BGM なし (イザナギの子供らよ。) さやか「お、お母さん!? まさかお母さんが黄泉津大神...!?」 BGM 戦慄(風来のシレン3) 原曲 五十鈴「ようこそ、我が闇の世界へ。では、黄泉の国に案内するとしようか。」 パワポケ「そんな...! さやかのお母さんが黄泉津大神...!?」 さやか「お母さん! いったいどうしちゃったの!? ねえ、お母さん!?」 五十鈴「生ける客人の来訪は久しぶり。 この黄泉比良坂がすっかり開くまでの間、しばらく相手をしてやるわ。 とくと楽しんでゆくがいい、我が死の宮にて!」 (ピカーーーッ!) パワポケ・ヒカル「わあぁーーっ!!」 さやか・シズヤ「きゃあぁーーーーーーーっ!!」 パワポケたちはバラバラに飛ばされてしまった! そして... さやかとシズヤが目覚めた場所は地上だった。 BGM なし さやか「はっ...!」 シズヤ「さやか!?」 さやか「おにいちゃんたちが...! いけない!!」 BGM 黄泉(風来のシレン3) 原曲 パワポケとヒカルは上空から黄泉の世界へと送り込まれた。 黄泉茶屋 パワポケ「こ、ここは、まさか...?」 ヒカル「うん...どうやらほんとに来てしまったみたいだね。死者の国...黄泉に。」 そこにワープホールが現れ、さやかとシズヤが出てきた! さやか「おにーちゃーん!」 パワポケ「さやか! シズヤさん!」 シズヤ「二人とも、無事であったか。」 パワポケ・ヒカル「はい!」 シズヤ「うむ、無事で何よりじゃ。 さやかよ、おそらくそなたの母は黄泉津大神に憑依されているのであろう。」 さやか「うん...」 シズヤ「ではゆくぞ。黄泉御殿に行き、そなたの母を救い出すのだ。」 パワポケ・さやか・ヒカル「はいっ!」 続く 目次へ 次の話へ 前の話へ
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/364.html
あらすじ 傷ついた心を癒すため、ひとり眠り続ける天月紗矢香。 脳裡によみがえるものは自分の父。何も持っていない自分。居場所の無い自分。空虚な自分。彼女は心を探していた。 最期まで体を、命を張ってくれたマスタークラウンのことを思い出したとき、その足は自然とめぐりあいの異世界に向いていく。 気付いたとき、さやかはめぐりあいの異世界に来ていた。そこで彼女は、みずからの犯した消すことのできない罪を思い出す。 同時に思い出したものは、パワポケと過ごした大切な時間。いくら後悔しても、決して過ちが消えるわけではない。 すべてを受け入れ、背負って生きていく決意が固められたとき、マスタークラウンはさやかの善き心に反応し、よみがえった。 その命の愛おしさを知り、さやかは両親やパワポケの想いをも知ることになる。 かくしてようやく、天月紗矢香は彼女自身としての歩みを再開することになるのだった。 彼女の本当の戦いが、これから始まるのである。 シズヤ「さやか...」 ヒカル「でも...そのうちきっと目を覚ますよ。」 さやか「(わたしは眠りつづける...わたしの心を見つけるために... わたしの心はどこに行ったの...? お父さんがいたあの日...)」 さやかの父「俺には助けなければならない人がいる。」 五十鈴「気をつけて...」 さやか「(お父さんはわたしたちを捨ててどこかへ去ってしまった... お父さんはわたしたちより、困っている人が大切なんだ...)」 BGM ピエモンのテーマ 原曲 さやかはうなされながら眠りについた。 そして自分の脳裡によみがえるものは妹のように自分を慕ってくれたパワポケ。 具現化を固定させるためにブラックホールズ戦でパワポケたちフィンチーズを苦しめた自分。 パワポケがブラックホールズに勝った時、具現化が終わって孤独になり絶望する自分。 そんな彼女を夢の中の暗黒の海へと誘い、さやかの心に暗い影が潜む... さやか「あっ...」 (クククククッ...) さやかの体から心の闇が具現化し... (ふふふ...天月紗矢香...パワポケがブラックホールズに負けたのは、偶然が生んだ不幸だ。 君にとっては、さぞかし心が動揺する出来事だったろう。でも、安心したまえ... 具現化が固定されて一緒にいられるのだよ。君はそれを苦にすることはない... 君のパワポケは、ブラックホールズに敗北して、本当の意味で楽になれたのだ。 永遠の精神の自由を得たのだから。 ...でも、君はこれからもそのつまらない戦いの世界で生き続けなければならない... つまりそれは、君の自由な精神の死を意味する。可哀相な君...私は君に同情する。 引き出される結論としては、今の世界は君にふさわしくないという事だ。 君には、もっとふさわしい世界があることを...今、私は君に告げよう... 君の精神が完全に解き放たれる世界だよ。) 宝箱が出現した。 (その宝箱を開けたまえ。その2つのマスターアイテムを使うのだ。) さやかは2つのマスターアイテムを手に持ち、暗黒の海へ... そこでさやかが腕にはめたマスターリングを海の中へ入れると... マスタークラウン・リングが闇の力を帯びた。 さやか「そう、これがわたしのマスターアイテム...誰のものでもない。わたしだけのもの...」 こうしてさやかの中に心の闇が芽生えたのだった... 暗転 BGM なし さやか「うっ...ううぅ...」 シズヤ「うなされておるな...自分の父に家族を捨てられた寂しさが 芽生えているのだからな...パワポケを苦しめたこと、月を破壊させたことも... さやかよ、早く目を覚ましてくれ...私にあやまるチャンスをおくれ...」 さやか「(わたしの心はどこに行ってしまったんだろう... 春の日、パワポケおにいちゃんに会ったときのこと...)」 さやか「お父さん! 戻ってきて!」 さやか「(戻って来ない...そう、お父さんは自分の心を魔に染めて、 ダークマスターになってしまったんだ...)」 シズヤ「あっ...! さやか、目を覚ましたのか!」 さやか「うん... ...!」 さやかが自分の所持していた2つのマスターアイテムを見た瞬間...! さやか「おにいちゃん...!」 シズヤ「さやか!」 さやか「(わたしの心はどこ...? わたしはわたしの心を見つけたい...わたしの心を探したい...)」 さやかが向かった先は、めぐりあいの異世界だった。 さやか「ここは...?」 「ここはめぐりあいの世界。」 さやか「わからない...どれがわたしのマスターアイテムなのか、 わたしが誰なのかわからないようにどれがわたしのマスターアイテムなのかわからない...」 プレイヤーA「お前、パワポケに最悪のハンデを与えて試合に負けさせ、 具現化を固定させる原因を作った天月紗矢香だな? ソウルクリーナーを使って何をする気だ!?」 さやか「パワポケおにいちゃんに最悪のハンデを与えて試合に負けさせ、具現化を固定させる原因を作った...? そうだ、わたしは世界を具現化を固定させる危機におとしいれた元凶なんだ... ひどいことをした人間なんだ...おにいちゃんの試合にひどいことをしたのもわたしだ... だけど、わたしは2つのマスターアイテムを持って何をしようというの...?」 プレイヤーB「ソウルクリーナーがあれば自分の心は顕れる。 史上最悪のハンデを与えた自分から解放される。パワポケ14が炎上した原因から解放される。そうだろう?」 プレイヤーC「お前はひどい奴だ! そんなひどい奴がいるパワポケ14など誰が買うものか!」 さやか「誰もパワポケ14を買わない...? そうだ...お父さんだって戻ってこなかった... それは認めたくない現実...月は壊れた...おにいちゃんは黄泉比良坂に堕ちた... わたしがおにいちゃんに史上最悪のハンデを与えたせいでパワポケ14を嫌いになった人が続出した... この世界で取るに足らないのはわたしだ...取るに足らないわたし...ちっぽけなわたし... でも、そんなわたしはこうしておにいちゃんが黄泉に行ってしまったことを痛んでいる...」 BGM 哀しみ(デジモンアドベンチャー) 原曲 さやか「もしわたしが死んだら...? おにいちゃんとシズヤさんとお母さんならきっと悲しんでくれる... おにいちゃんとシズヤさんとお母さんだけは悲しんでくれる...それなのに、わたしは... そんなおにいちゃんたちを失ってしまった...わたし自身のわがままな行動のために...!」 プレイヤーB「お前のしてきたことは、本当に取り返しのつかないことだ。 一度してしまったことは、二度と取り戻せない。」 プレイヤーC「過去をなかったことになんでできない。すべて自分のものだ。良い事も悪い事もすべて自分なのだ。」 さやか「すべてのことは自分の中に認めて生きていく... わたしが最後の試合でおにいちゃんに史上最悪のハンデを与えたこと... 試合に負けて具現化を固定させる原因を作ったこと...おにいちゃんに月を破壊させたことも... だいじょうぶ...きっとできる...だってパワポケおにいちゃん。 おにいちゃんがいっしょにいてくれた思い出だけでわたしはきっと強くなれる... そうだ、マスタークラウンさんはずっとわたしといっしょだった...? おにいちゃんといっしょに帰ったり、映画を観たり楽しく過ごしていた... 忘れていた記憶...自分で消し去っていた記憶... でも、どうして...どうしてわたしはそれを忘れなければならなかったの...?」 回想 マスタークラウン「ボクがさやかの相棒でよかった。だって、さやかは優しいんだもん。」 さやか「やさしい...?」 マスタークラウン「でも優しいだけじゃダメ。そうじゃないと...」 さやか「そうじゃないと...?」 マスタークラウン「そうじゃないと、自分の優しさに押しつぶされちゃうよ。 さやか...今持ってる2つのマスターアイテムは、さやかのものだよ。 誰のものでもない、さやか自身のもの。さやかの心がさやかのものであるのと同じように忘れちゃダメ。そして...」 さやか「そして...」 マスタークラウン「逃げちゃダメ。」 回想終了 さやか「わたしが何も持ってないなんてウソ...そう思っていたほうが楽だった... おにいちゃんに最後の試合でわざと負けさせて具現化を固定させたほうが楽だった... パワポケおにいちゃん、ヒカルさん、シズヤさん、プレイヤーのみなさん、ごめんなさい...! 取り返しのつかないすべてのことを、わたしはわたしの中に認めて生きていく...」 (ピカーッ!) さやか「これは...?」 「それは、キミのソウルクリーナー。」 さやか「わたしのソウルクリーナー?」 マスタークラウン「さやか、早くボクを持って...! 早くボクを手にして! 早く早く...!」 さやか「このマスタークラウンは...? どうしてこんなに光ってるの...?」 さやかはマスタークラウンを手に持ってみた。 (ピカーッ!) マスタークラウンがさやかの優しさの心に反応し、主と認めた。 BGM 友情 ~ 闘いのテーマ(デジモンアドベンチャー) 原曲 さやか「マスタークラウン...?」 マスタークラウン「さやか、ボクを手に入れてくれた...?」 さやか「うん...! 探したよ。うんと探したよ。」 マスタークラウン「よかった...さやかならきっと手にしてくれると思った...!」 さやか「マスタークラウンさん...」 マスタークラウン「なに? さやか?」 さやか「わたしの友だちになってくれてありがとう...!」 シズヤ「よかったのう、さやか...そなたが失ってしまっていた友を見つけることができて...!」 さやか「シズヤさん、ヒカルさん、わたし...自分の贖罪のためにがんばる!」 シズヤ「うむ、その意気だ! 黄泉比良坂に行ったパワポケを助けるのだ!」 さやか「はい!」 こうしてさやかは自分の贖罪のためにシズヤとヒカルと マスタークラウンとともにパワポケを助けに黄泉比良坂に入っていった... 続く 目次へ 次へ 前へ